○(予告）新宿・ストーン・トーク・イヴェント～「サマー・オブ・1983～ソウル・サーチン」

○ 新宿・ストーン・トーク・イヴェント～「サマー・オブ・1983～ソウル・サーチン」

【”Summer of 1983 to Soul Searchin”】

テーマ。

今日（2014年2月9日日曜）新宿ストーンで行われる予定の吉岡正晴トーク・イヴェントの副題は「サマー・オブ・1983・トゥ・ソウル・サーチン」。1983年夏からソウル・サーチンまで、というものです。

1983年夏というと、ほぼ30年前。ときは、ちょうどヒップ・ホップがニューヨークの街角にあふれている時期でした。1979年にシュガーヒル・ギャングが「ラッパーズ・デライト」、ファットバックが「キング・ティム・３」で初めてラップをオーヴァー・グラウンドにして以来、誰もかしこもどこもかしこもヒップ・ホップでした。

マンハッタンの歩道でも、黒人の子供たちがダンボールを敷いて、大きなラジカセにあわせてブレイクダンスを踊っていました。ちょうど日本でも映画『ワイルド・スタイル』が公開され、さらに『フラッシュダンス』（日本公開は1983年7月、全米は4月）が公開されていました。

しかし、ロスにはそんな雰囲気はほとんどありませんでした。ヒップ・ホップはまさにニューヨーク発、それもブロンクス発のものだというのを感じました。

このときの大きな目的のひとつにダイアナ・ロスのセントラル・パークでのライヴというのがありました。1983年7月21日のことです。しかし、この日は大雨が降り、20分ほどはやったのですが、すぐに中止。翌日、仕切りなおしで行われました。

ニューヨークではカシーフ、メルバ・ムーア、ジュニアなどにインタヴュー。ロスに移ってからは、アトランティック・スター、ジョージ・デューク、ジャッキー・ジャクソン＆ジャクソンズ家、セルジオ・メンデス、ジャネット・ジャクソンなどにインタヴュー。

このときも、ラジカセを持って行き、ホテルにいる間はずっと90分のカセットテープにニューヨーク、ロスのブラック・ステーションをひたすら録音していました。おそらく、インタヴューにも使うので、カセットは毎回4－50本持っていったでしょう。ただ、すぐに日本でカセットを買うより、アメリカの安売りショップで買うほうが安いことを知り、次回以降、現地で買うことを覚えます。

ラジオから流れてくる曲のうち大ヒット曲は一日に何回もかかるので、ほんとうに耳たこで覚えてしまいます。ですから、その頃、ニューヨークやロスで聞いた特定のヒット曲は、それらを聞くと、瞬時に1983年の夏のロスやニューヨークに連れて行ってくれます。

そして、1988年3月、僕がジョン・ホワイトヘッドから「ソウル・サーチン」という言葉を教わり、それが12年かけて一冊の本になります。

そのあたりの記憶を整理して、今日、お話します。果たして、どこまで脱線せずに、本線の話を続けられるか。乞うご期待。（笑）

雪が止み、融けてしまうことを祈っています。

今日のおみやげ～ソウル・サーチン・チョコ

ちょっと外に出たら自転車に隠れミッキーが

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カシーフ・ファースト