◎ マル/ファイヤー・リリー/ファイヤーさん(略)ライヴ~安定のナレーティヴと歌唱
【Maru/Fire Lily Live At Blues Alley】
唯一無比。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズのシンガーとして、また、レイラ・ハサウェイのような低めの声からジル・スコットのようなちょっと高めの声まで実に幅広い声で歌う日本のジル・スコット、あるいは、日本のマリーナ・ショー、あるいは日本のレイラ・ハサウェイとも呼べるようなマルことファイヤー・リリーの久しぶりの目黒ブルース・アレイでのライヴ。
最近はソウル系女性シンガーが多数輩出しているが、マルなどまさにそんなシンガー群の中でも実に安定した歌とトークを聞かせる貴重な存在だ。
ジャズも、ファンクも、ソウル/R&Bも、そして、Jポップも本当にうまくこなす。なによりクセのないはっきりしたディクションで歌を歌ってくれるのがいい。
特に彼女のライヴでハイライトとも呼べるのは、下記セットリスト、セカンド・セットの5曲目。「セックス・アンド・ザ・シティー」から「レディー・マーマレード」のメロディーに載せて語りをいれるところ。これは、もうマル以外の誰もできない彼女のワン・アンド・オンリーの「芸」だ。ふだんは、マリーナ・ショーの「ストリート・ウォーキング・ウーマン」をベースにそこに物語を載せるが、この日はわけあって「レディー・マーマレード」に載せてやった。もうこれは、ほんとおもしろい。マルのキャラがよく出ていて、他の誰にもマネが出来ないものだ。これは本当に彼女の個性だなあ、と思う。「ナレーティヴ」「スポークン・ワード」、「ラップ」。要は話し言葉がメロディーに載っているスタイルだ。ちょっと長くて7分超なのだが、なんとか「ソウル・サーチン・レイディオ」でかけてみたいと思っている。
歌がうまい人はたくさんいるから、そこからどうやって個性を作るかというのが、次のステップになるが、マルはこの路線を推し進めるといいいんではないだろうか。
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普段ブルース・アレイの文字がバックにあるが、この日は「マイ・バックドロップ」を使用。ファイヤー・リリーのFLの文字が
ちなみにこの日はMCでルンヒャンがいなかったが、現在鋭意制作中の新作をリリースした後の秋口のライヴではルンヒャン登場だそうだ。もちろん、その前に、ドラソ(ドラマティック・ソウル)のプロジェクトもある。ファイヤーさん→ドラソ→ファイヤーさん→ドラソ・・・と大忙しだ。
マルがバックコーラスを務める盟友黒沢薫さん、来れなさそうだったので、花を贈っていたが、なんと最後の方で、「スタジオ抜けてやってきました。またすぐに戻りますが…」と実に義理堅い。(笑)
マル/ファイヤー・リリーは、名前を変えました。新しい名前は「ファイヤーさん」です。そんなマルのブログ↓
http://ameblo.jp/marumeetsfirelily/
■ 過去記事、ここに過去記事一覧
2011年09月23日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11026054212.html
■ メンバー
(Vo)Fire Lily
(Key)Keiko
(G)田中Tak拓也
(G) KB
(B)笹井BJ克彦
(Ds)望月敬史
(Cho)Daisuke
(Cho)Kaoru
■ セットリスト
1st set
01. Deep Love
02. To Zion(Lauren Hill)
03. A riff of Sir Duke - Golden Boy
04. 私のボヘミアン(加藤登紀子)
05. 1234u
06. Woman's Life
07. 賛非両論
2nd set
performance started 21:00
01. Long Walk(Jill Scott)- Musiq
02. Just The Two Of Us (Bill Withers) – a riff of I Believe In Miracle (Jackson Sisters)
03. 言わせないでよ
04. Don't Break My Heart(新曲)
05. Sex And The City - Lady Marmalade(Labelle)
06. Cosmos(山口百恵)
07. Rock You!(新曲)
08. 太陽
Encore つぼみ花
Show ended 21:59
(2014年4月24日木曜、目黒・ブルース・アレイ、マル/ファイヤー・リリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maru/Fire Lily
【Maru/Fire Lily Live At Blues Alley】
唯一無比。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズのシンガーとして、また、レイラ・ハサウェイのような低めの声からジル・スコットのようなちょっと高めの声まで実に幅広い声で歌う日本のジル・スコット、あるいは、日本のマリーナ・ショー、あるいは日本のレイラ・ハサウェイとも呼べるようなマルことファイヤー・リリーの久しぶりの目黒ブルース・アレイでのライヴ。
最近はソウル系女性シンガーが多数輩出しているが、マルなどまさにそんなシンガー群の中でも実に安定した歌とトークを聞かせる貴重な存在だ。
ジャズも、ファンクも、ソウル/R&Bも、そして、Jポップも本当にうまくこなす。なによりクセのないはっきりしたディクションで歌を歌ってくれるのがいい。
特に彼女のライヴでハイライトとも呼べるのは、下記セットリスト、セカンド・セットの5曲目。「セックス・アンド・ザ・シティー」から「レディー・マーマレード」のメロディーに載せて語りをいれるところ。これは、もうマル以外の誰もできない彼女のワン・アンド・オンリーの「芸」だ。ふだんは、マリーナ・ショーの「ストリート・ウォーキング・ウーマン」をベースにそこに物語を載せるが、この日はわけあって「レディー・マーマレード」に載せてやった。もうこれは、ほんとおもしろい。マルのキャラがよく出ていて、他の誰にもマネが出来ないものだ。これは本当に彼女の個性だなあ、と思う。「ナレーティヴ」「スポークン・ワード」、「ラップ」。要は話し言葉がメロディーに載っているスタイルだ。ちょっと長くて7分超なのだが、なんとか「ソウル・サーチン・レイディオ」でかけてみたいと思っている。
歌がうまい人はたくさんいるから、そこからどうやって個性を作るかというのが、次のステップになるが、マルはこの路線を推し進めるといいいんではないだろうか。

普段ブルース・アレイの文字がバックにあるが、この日は「マイ・バックドロップ」を使用。ファイヤー・リリーのFLの文字が
ちなみにこの日はMCでルンヒャンがいなかったが、現在鋭意制作中の新作をリリースした後の秋口のライヴではルンヒャン登場だそうだ。もちろん、その前に、ドラソ(ドラマティック・ソウル)のプロジェクトもある。ファイヤーさん→ドラソ→ファイヤーさん→ドラソ・・・と大忙しだ。
マルがバックコーラスを務める盟友黒沢薫さん、来れなさそうだったので、花を贈っていたが、なんと最後の方で、「スタジオ抜けてやってきました。またすぐに戻りますが…」と実に義理堅い。(笑)
マル/ファイヤー・リリーは、名前を変えました。新しい名前は「ファイヤーさん」です。そんなマルのブログ↓
http://ameblo.jp/marumeetsfirelily/
■ 過去記事、ここに過去記事一覧
2011年09月23日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11026054212.html
■ メンバー
(Vo)Fire Lily
(Key)Keiko
(G)田中Tak拓也
(G) KB
(B)笹井BJ克彦
(Ds)望月敬史
(Cho)Daisuke
(Cho)Kaoru
■ セットリスト
1st set
01. Deep Love
02. To Zion(Lauren Hill)
03. A riff of Sir Duke - Golden Boy
04. 私のボヘミアン(加藤登紀子)
05. 1234u
06. Woman's Life
07. 賛非両論
2nd set
performance started 21:00
01. Long Walk(Jill Scott)- Musiq
02. Just The Two Of Us (Bill Withers) – a riff of I Believe In Miracle (Jackson Sisters)
03. 言わせないでよ
04. Don't Break My Heart(新曲)
05. Sex And The City - Lady Marmalade(Labelle)
06. Cosmos(山口百恵)
07. Rock You!(新曲)
08. 太陽
Encore つぼみ花
Show ended 21:59
(2014年4月24日木曜、目黒・ブルース・アレイ、マル/ファイヤー・リリー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Maru/Fire Lily