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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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(速報) ◎アンディ・アロー・ライヴ評(ファースト、セカンド、セットリスト付き)~可愛さの裏に隠

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(速報) ◎アンディ・アロー・ライヴ評(ファースト、セカンド、セットリスト付き)~可愛さの裏に隠れる地に足の着いたしっかりさ

【Andy Allo Live Review (At Bluenote)】

一目惚れ。

カメルーンに生まれ、十数年前にアメリカにやってきて以来、ずっとアメリカをベースに活躍しているアンディ・アローの初来日コンサート。

プリンスが惚れたアーティストということで一躍知られることになった女性ギタリスト、シンガー、ソングライター、アンディ・アロー。写真や動画で見てもたしかにかわいい、プリンス好みには間違いないと思ったが、実物はその比ではなかった。ちょっと小柄で顔が小さく、そして、笑顔も最高にかわいい。これは男性も女性もみんなイチコロだ。プリンスでなくてもだれでもきっと彼女のことは気に入るだろう。天は二物も三物も与えている。

そして初来日であることをことのほか喜び、感謝の気持ちをステージで語る。

さて、そんな外見はおいといて、3人のバック(ドラムス、ベース、キーボード)を従え、堂々としたパフォーマンスを見せた。ファーストもセカンドも同じセットリストで行くかと思いきや、曲を入れ替えていた。途中のインプロヴィゼーションもけっこうあったりして、画一的なアーティストではなく、音楽的に自由度が高いと感じた。

サウンド面でいえば、たとえばメアリー・J・ブライジをより一歩ネオ・ソウル系にした感じ、声的にはアメール・ラリュー、ミニー・リパートン、デニース・ウィリアムスらのような感じ。ネオ・ソウル的な部分ではジル・スコットのような路線もある。

赤のガウンというかローブ、ちょっとエスニックなものをまとい、ギターを弾きながら、歌う。ときにラップのようなものも、レゲエ調の曲や、いくつかのなじみの曲のカヴァーなども。重いファンク・サウンドでは彼女もけっこう踊る。かと思えば、ギター一本でアコースティックで歌ったりと、変幻自在だ。

ファーストは少し観客もおとなしかったが、セカンドは後半から徐々に熱くなり、10「ロング・トレイン・ラニン」あたりから客がたちだし、「ピープル・プリーザー」ではなんと総立ちに。アンディは客席に降りてきて観客と一緒に手を取って踊りだした。

しっかりと地に足がついたアーティストという感じで、ステージでのかわいらしさとは裏腹にミュージシャンとしてはかなりこだわりがあるのではないかと感じた。

ニック・ウェストや、エスペランザ・スポールディングなどの系統のシリアスなアーティストだ。しかも、スター性たっぷり。

曲を入れ替えたことによって、セカンドで聞かれなかったマーヴィン・ゲイの「レッツ・ゲット・イット・オン」は僕はかなり気に入った。毎回やればいいのに。
セカンド後はサイン会。

ライヴは今日1日、ブルーノート東京で2回。これは早いうちに見ておいたほうが間違いない。特に音楽関係者は。

■セットリスト Andy Allo: Setlist June17, 2014 At Blue Note Tokyo
[ ] denotes original artists

1st set

Show started 19:01
01. Sometimes
02. Come Home To Me
03. Let’s Get It On [Marvin Gaye]
04. When Stars Collide
05. Yellow Gold
06. Waiting In Vain [Bob Marley]
07. I Want Love
08. Hooked
09. If I Was King
10. Long Train Running [Doobie Brothers]
11. Nothing More
12. People Pleaser
Show ended 20:20

2nd set

Show started 21:34
01. Story Of You & I
02. Sometimes
03. When Stars Collide
04. Conclusions
05. Waiting In Vain [Bob Marley]
06. Yellow Gold
07. If I Was King
08. Dancing In The Dark [Bruce Springsteen]
09. I Want Love
10. Long Train Running [Doobie Brothers]
11. Hooked
12. People Pleaser
Enc. One Step Closer
Show ended 22:48

MEMBER
Andy Allo(vo,g)
アンディ・アロー(ヴォーカル、ギター)
William Wells(key)
ウィリアム・ウェルズ(キーボード)
Frank-Cliff Jean(b)
フランク-クリフ・ジャン(ベース)
Aurelien Lefebvre(ds)
オーレリアン・ルフェーブル(ドラムス)

公演は今日(2014年6月18日水曜)まで。ブルーノート東京で2回。午後7時と9時半。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/andy-allo/

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(2014年6月17日・火曜・ブルーノート東京、アンディ・アロー・ライヴ)

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