◇★ニーナ・シモーンのドキュメンタリー『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』全米公開
【Nina Simone’s Documentary “What Happened, Miss Simone” Will Be Releasing June 24, 2015】
公開。
主に1960年代から1980年代までの活躍が目立つシンガー、ソングライター、ニーナ・シモーン(ニーナ・シモン)のドキュメンタリー映画『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』が2015年6月24日から全米で公開される。これは2015年1月、サンダンス映画祭で公開されたのち、各映画祭で公開されたものの一般公開。日本公開は未定。
これまでに未公開だった秘蔵映像、インタヴュー、ライヴ映像、関係者への証言などで、ニーナ・シモーンの人となりを浮き彫りにする。特に、彼女は1960年代公民権運動にも深くかかわり、積極的に参加。
ニーナ・シモーンのドキュメンタリーとしては、1993年に制作された『ザ・レジェンド』という作品がある。(下記にリンク)
https://www.youtube.com/watch?v=FCrwInKcdY0
(約54分、フルサイズ)
シモーンは、1933年2月21日サウスキャロライナ州ライオン生まれ。ピアノの才能を認められクラシックの名門ジュリアード音楽院で学んだが、黒人ということでなかなかクラシックの世界に入れなかった。そのため、ジャズ・クラブなどでピアノの弾き語りをするようになる。
1959年にはガーシュインの名作「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」を録音、これがヒット、注目のシンガーとなった。
1960年代に入ると、黒人の公民権運動などに積極的に関わるようになり、人種差別について歌った「オールド・ジム・クロウ」「ミシシッピー・ゴッダム(ミシシッピーのくそったれ)」などの曲を録音。
シモーンは、そうした中で、キング牧師、マルコムXなどとも親しく、日本でも公開されている『グローリー~明日への行進(原題Selma)』で描かれるセルマへの大行進などにも強く賛同。その行進のときにモンゴメリーで行われることになっていたライヴ・コンサートにも苦労して参加している。
クラシックをベースにジャズ、ソウル、R&B、フォーク、スピリチュアルなどあらゆるタイプの音楽を自分のものに昇華し、独自の音楽を作り上げた。のちのロバータ・フラック、アリーサ・フランクリンなどに大きな影響を与えている。
しかし、アメリカでなかなか認められず、彼女はアメリカを捨て、フランス、アフリカなどを転々。晩年はフランスに住み、そこで2003年4月21日、70歳で亡くなった。
ニーナ・シモン訃報記事(ソウル・サーチン・ブログ)(2003年4月24日付け)
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=421
『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=moOQXZxriKY
映画評。(英語)
http://www.sundance.org/projects/what-happened-miss-simone
http://www.ninasimone.com/2015/01/sundance-film-review-what-happened-miss-simone/
『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』クレジット:
ドキュメンタリー映画。102分。
CAST & CREDITS
DIRECTOR
Liz Garbus
EXECUTIVE PRODUCER
Sidney Beaumont
Jon Kamen
Lisa Nishimura
Adam Del Deo
Lisa Simone Kelly
PRODUCER
Amy Hobby
Liz Garbus
Justin Wilkes
Jayson Jackson
CINEMATOGRAPHER
Igor Martinovic
Rachel Morrison
Ronan Killeen
EDITOR
Joshua L. Pearson
PRODUCTION DESIGNER
Markus Kirschner
~~~~
映画評論家町山智浩さんがラジオ『たまむすび』でこのドキュメンタリーについて紹介。その文字起こし。ひじょうにわかりやすいです。長いですが、お勧め。
http://miyearnzzlabo.com/archives/25275
(2015年6月4日)
~~~~
トリビュート・アルバム。
この映画に関連して、ロバート・グラスパー、ローリン・ヒルが手を組み、ニーナ・シモーン作品ばかりを最近のR&Bシンガーたちが歌うトリビュート・アルバムが2015年7月10日全米リリースされる。ローリン・ヒルが6曲歌でも参加。ほかに、アッシャー、メアリー・J・ブライジ、娘のリサ・シモーン、グレゴリー・ポーター、コモン&レイラ・ハサウェイ、グレイスらが参加。
アルバム『ニーナ・リヴィジテッド:ア・トリビュート・トゥ・ニーナ・シモーン』
最新作2015年7月10日発売
Tracklist
1. Lisa Simone – “Nobody’s Fault but Mine (Intro)”
2. Ms. Lauryn Hill – “Feeling Good”
3. Ms. Lauryn Hill – “I’ve Got Life”
4. Ms. Lauryn Hill – “Ne Me Quitte Pas”
5. Jazmine Sullivan – “Baltimore”
6. Grace – “Love Me or Leave Me”
7. Usher – “My Baby Just Cares For Me”
8. Mary J. Blige – “Don’t Let Me Be Misunderstood”
9. Gregory Porter – “Sinnerman”
10. Common & Lalah Hathaway – “YG&B”
11. Alice Smith – “I Put A Spell On You”
12. Lisa Simone – “I Want A Little Sugar In My Bowl”
13. Ms. Lauryn Hill – “Black Is The Color Of My True Love’s Hair”
14. Ms. Lauryn Hill – “Wild Is The Wind”
15. Ms. Lauryn Hill – “African Mailman”
16. Nina Simone – “I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free”
~~~
ニーナ・シモーンの1993年のドキュメンタリー(54分) 『ザ・レジェンド』
https://www.youtube.com/watch?v=FCrwInKcdY0
ニーナ本人のインタヴュー、周辺関係者のインタヴューから、ニーナの主張がよくわかる。
~~~
ニーナ・シモーン自伝(日本版)(絶版)
同英語版 I Put A Spell On You – Nina Simone written by Nina Simone with Stephen Cleary (1513円、在庫あり)(2003年リリースのペーパバック・ヴァージョン)
CD
エッセンシャル
5枚組2450円
7Classic Albums 1285円
今話題の「ボルチモア」
最新作2015年7月10日発売
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ENT>MUSIC>ARTIST>Simone, Nina
ENT>DOCUMENTARY>Simone, Nina
【Nina Simone’s Documentary “What Happened, Miss Simone” Will Be Releasing June 24, 2015】
公開。
主に1960年代から1980年代までの活躍が目立つシンガー、ソングライター、ニーナ・シモーン(ニーナ・シモン)のドキュメンタリー映画『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』が2015年6月24日から全米で公開される。これは2015年1月、サンダンス映画祭で公開されたのち、各映画祭で公開されたものの一般公開。日本公開は未定。
これまでに未公開だった秘蔵映像、インタヴュー、ライヴ映像、関係者への証言などで、ニーナ・シモーンの人となりを浮き彫りにする。特に、彼女は1960年代公民権運動にも深くかかわり、積極的に参加。
ニーナ・シモーンのドキュメンタリーとしては、1993年に制作された『ザ・レジェンド』という作品がある。(下記にリンク)
https://www.youtube.com/watch?v=FCrwInKcdY0
(約54分、フルサイズ)
シモーンは、1933年2月21日サウスキャロライナ州ライオン生まれ。ピアノの才能を認められクラシックの名門ジュリアード音楽院で学んだが、黒人ということでなかなかクラシックの世界に入れなかった。そのため、ジャズ・クラブなどでピアノの弾き語りをするようになる。
1959年にはガーシュインの名作「アイ・ラヴ・ユー・ポーギー」を録音、これがヒット、注目のシンガーとなった。
1960年代に入ると、黒人の公民権運動などに積極的に関わるようになり、人種差別について歌った「オールド・ジム・クロウ」「ミシシッピー・ゴッダム(ミシシッピーのくそったれ)」などの曲を録音。
シモーンは、そうした中で、キング牧師、マルコムXなどとも親しく、日本でも公開されている『グローリー~明日への行進(原題Selma)』で描かれるセルマへの大行進などにも強く賛同。その行進のときにモンゴメリーで行われることになっていたライヴ・コンサートにも苦労して参加している。
クラシックをベースにジャズ、ソウル、R&B、フォーク、スピリチュアルなどあらゆるタイプの音楽を自分のものに昇華し、独自の音楽を作り上げた。のちのロバータ・フラック、アリーサ・フランクリンなどに大きな影響を与えている。
しかし、アメリカでなかなか認められず、彼女はアメリカを捨て、フランス、アフリカなどを転々。晩年はフランスに住み、そこで2003年4月21日、70歳で亡くなった。
ニーナ・シモン訃報記事(ソウル・サーチン・ブログ)(2003年4月24日付け)
http://www.soulsearchin.com/blog_archives/?p=421
『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』予告編。
https://www.youtube.com/watch?v=moOQXZxriKY
映画評。(英語)
http://www.sundance.org/projects/what-happened-miss-simone
http://www.ninasimone.com/2015/01/sundance-film-review-what-happened-miss-simone/
『ホワット・ハプンド、ミス・シモーン』クレジット:
ドキュメンタリー映画。102分。
CAST & CREDITS
DIRECTOR
Liz Garbus
EXECUTIVE PRODUCER
Sidney Beaumont
Jon Kamen
Lisa Nishimura
Adam Del Deo
Lisa Simone Kelly
PRODUCER
Amy Hobby
Liz Garbus
Justin Wilkes
Jayson Jackson
CINEMATOGRAPHER
Igor Martinovic
Rachel Morrison
Ronan Killeen
EDITOR
Joshua L. Pearson
PRODUCTION DESIGNER
Markus Kirschner
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映画評論家町山智浩さんがラジオ『たまむすび』でこのドキュメンタリーについて紹介。その文字起こし。ひじょうにわかりやすいです。長いですが、お勧め。
http://miyearnzzlabo.com/archives/25275
(2015年6月4日)
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トリビュート・アルバム。
この映画に関連して、ロバート・グラスパー、ローリン・ヒルが手を組み、ニーナ・シモーン作品ばかりを最近のR&Bシンガーたちが歌うトリビュート・アルバムが2015年7月10日全米リリースされる。ローリン・ヒルが6曲歌でも参加。ほかに、アッシャー、メアリー・J・ブライジ、娘のリサ・シモーン、グレゴリー・ポーター、コモン&レイラ・ハサウェイ、グレイスらが参加。
アルバム『ニーナ・リヴィジテッド:ア・トリビュート・トゥ・ニーナ・シモーン』
最新作2015年7月10日発売
Nina Simone: A Tribute to Nina Simone
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Various Artists
RCA (2015-07-10)
売り上げランキング: 484
RCA (2015-07-10)
売り上げランキング: 484
Tracklist
1. Lisa Simone – “Nobody’s Fault but Mine (Intro)”
2. Ms. Lauryn Hill – “Feeling Good”
3. Ms. Lauryn Hill – “I’ve Got Life”
4. Ms. Lauryn Hill – “Ne Me Quitte Pas”
5. Jazmine Sullivan – “Baltimore”
6. Grace – “Love Me or Leave Me”
7. Usher – “My Baby Just Cares For Me”
8. Mary J. Blige – “Don’t Let Me Be Misunderstood”
9. Gregory Porter – “Sinnerman”
10. Common & Lalah Hathaway – “YG&B”
11. Alice Smith – “I Put A Spell On You”
12. Lisa Simone – “I Want A Little Sugar In My Bowl”
13. Ms. Lauryn Hill – “Black Is The Color Of My True Love’s Hair”
14. Ms. Lauryn Hill – “Wild Is The Wind”
15. Ms. Lauryn Hill – “African Mailman”
16. Nina Simone – “I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free”
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ニーナ・シモーンの1993年のドキュメンタリー(54分) 『ザ・レジェンド』
https://www.youtube.com/watch?v=FCrwInKcdY0
ニーナ本人のインタヴュー、周辺関係者のインタヴューから、ニーナの主張がよくわかる。
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ニーナ・シモーン自伝(日本版)(絶版)
ニーナ・シモン自伝―ひとりぼっちの闘い
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ニーナ シモン ステファン クリアリー
日本テレビ放送網
売り上げランキング: 730,121
日本テレビ放送網
売り上げランキング: 730,121
同英語版 I Put A Spell On You – Nina Simone written by Nina Simone with Stephen Cleary (1513円、在庫あり)(2003年リリースのペーパバック・ヴァージョン)
I Put A Spell On You: The Autobiography Of Nina Simone
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Nina Simone
DaCapo Press
売り上げランキング: 91,459
DaCapo Press
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CD
エッセンシャル
Essential Nina Simone
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Nina Simone
Sony Legacy (2011-03-15)
売り上げランキング: 584,446
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Nina Simone: 50 Hits
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Vintage Pleasure (2013-02-20)
売り上げランキング: 8,756
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5枚組2450円
Original Album Series
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Nina Simone
Imports (2014-06-30)
売り上げランキング: 23,231
Imports (2014-06-30)
売り上げランキング: 23,231
7Classic Albums 1285円
Seven Classic Albums
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Nina Simone
Real Gone Jazz (2013-06-04)
売り上げランキング: 38,109
Real Gone Jazz (2013-06-04)
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今話題の「ボルチモア」
ニーナ・シモン
キングレコード (2013-12-11)
売り上げランキング: 115,366
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売り上げランキング: 115,366
最新作2015年7月10日発売
Nina Simone: A Tribute to Nina Simone
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Various Artists
RCA (2015-07-10)
売り上げランキング: 484
RCA (2015-07-10)
売り上げランキング: 484
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ENT>MUSIC>ARTIST>Simone, Nina
ENT>DOCUMENTARY>Simone, Nina