★○◇ ザップのトーク&実演&サイン会(パート1)~日本への感謝の気持ちを込めた最新作
【Zapp Instore Event @ Tower Records Shibuya】
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ファンク・グループ、ザップのメンバーが2015年8月14日(金)、渋谷タワー・レコードでザップのメンバーを招いて、トーク&サイン会が開かれた。
参加したのは、ザップからレスター・トゥルートマン、テリー・ザップ・トゥルートマン、トーマス・トゥルートマンの3人。テリーが「ザップ」のニックネームをもっている。司会、質問役を吉岡正晴、通訳を村松カナさんが担当した。
当初の予定ではインタヴューとお客さんとの質疑応答で40分程度、その後サイン会という段取りだったが、最初のインタヴュー部分が実演も含めかなり盛り上がったため60分程度になった。
簡単にまとめてご紹介しよう。
ザップの初来日は1986年12月、渋谷の「ライヴ・イン82」。それに行った方はいますか、と尋ねたら、2-3人が挙手。さすがに29年前参加は少なかったが、逆に言えば、新しいファンがこれだけできているということにもなる。前日ビルボード・ライヴ東京でライヴを敢行。前日ビルボードに行った人は、と尋ねるとほとんどの人が挙手。レスターがそれを見て「アリガトウ!」。
最新作『エヴォリューション』のオープニングはいきなり日本語のナレーションがはいる。
そこでここに日本語を入れた真意を尋ねた。
ザップことテリーがまず「ほんとのことを知りたいか?」と言うので、「もちろん、真実をしりたい」と返すと、ゆっくり大きな声で「アイ・ドント・ノウ(知らない)」、客席爆笑。
それを受けてレスターが真面目な答えを。
「最初は、ナレーションで女性の声を使おうと思った。ただ、僕たちは1986年に来て以来、ここ日本に何度もやってきている。日本のファンに長く感謝している。そこでその感謝を示す意味で、日本語のものをいれた。この彼女とはインターネットを通じて知り合い、(音声ファイルなどの)やりとりをした。英語で文章を渡し、彼女がそれを日本語で読んだ」
やりとりは終始、レスターとテリーがジョークを交えて進んだ。レスターはこう宣言。「楽しみましょう、人生短いから、ハヴ・ファン!」
このアルバムは現時点で日本のみのリリースで来日にあわせて制作、日本のファンへの感謝の気持ちを表している作品というわけだ。
「オハイオ州からはたくさんのファンク・バンドがでてきています。オハイオ・プレイヤーズ、デイトン、スレイヴ、ミッドナイト・スター、ダズ・バンド、ブッツィー、そして、ザップ/ロジャー。なぜ、オハイオからはこれほどまでに多くのファンク・グループが生まれてくるのでしょうか」と質問。
テリーが「飲んでる水だ」と答え、爆笑。さらに輪をかけて「そして、野菜もね」
テリー。「OK、まじめに答えよう。1960年代のラジオ、レスターにとっては50年代のラジオ(笑)、小さなラジオ局や大きなラジオ局もたくさんあって、その影響だと思う。地元のWDAOという大きな(出力の)ラジオ局はソウル・ミュージックをかけていた。自分たちだけでなく、ほかのミュージシャンたちもそれに大きな影響を受け、吸収したんだと思う」
「では、あなたたちはファンクで名前を残していますが、ファンクのエッセンスはなんでしょうか?」
レスター。「音質的、音楽的(sonically)にはへヴィーなベース。ハンドクラップ(手拍子)、大音量のバックビート、バスドラとベースが一緒になっていること(同期、シンコペーテッドしていること)、いいタイミングで入るギター、同じようにいいところで入るキーボード、そして、ハッピー・ハッピー・ヴォーカル。寂しい悲しいヴォーカルじゃないよ! 悲しいのはカントリー・アンド・ウェスタンやブルーズに任せておけ。ファンクはハッピーだ。俺は君を踊らせるんだ。『アイ・キャン・メイク・ユー・ダンス』『ノー・パーキング・オン・ザ・ダンスフロア』『ムーヴ・ユア・ブギーバディー』! とにかく楽しむことだ。なにしろ、ハッピー・ヴォーカルと、長い長い長いレコード(曲)だ」
(この項続く)
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ザップのワーナーから出たアルバムが1000円盤で再リリース!
ENT>ARTIST>ZAPP
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ファンク・グループ、ザップのメンバーが2015年8月14日(金)、渋谷タワー・レコードでザップのメンバーを招いて、トーク&サイン会が開かれた。
参加したのは、ザップからレスター・トゥルートマン、テリー・ザップ・トゥルートマン、トーマス・トゥルートマンの3人。テリーが「ザップ」のニックネームをもっている。司会、質問役を吉岡正晴、通訳を村松カナさんが担当した。
当初の予定ではインタヴューとお客さんとの質疑応答で40分程度、その後サイン会という段取りだったが、最初のインタヴュー部分が実演も含めかなり盛り上がったため60分程度になった。
簡単にまとめてご紹介しよう。
ザップの初来日は1986年12月、渋谷の「ライヴ・イン82」。それに行った方はいますか、と尋ねたら、2-3人が挙手。さすがに29年前参加は少なかったが、逆に言えば、新しいファンがこれだけできているということにもなる。前日ビルボード・ライヴ東京でライヴを敢行。前日ビルボードに行った人は、と尋ねるとほとんどの人が挙手。レスターがそれを見て「アリガトウ!」。
最新作『エヴォリューション』のオープニングはいきなり日本語のナレーションがはいる。
そこでここに日本語を入れた真意を尋ねた。
ザップことテリーがまず「ほんとのことを知りたいか?」と言うので、「もちろん、真実をしりたい」と返すと、ゆっくり大きな声で「アイ・ドント・ノウ(知らない)」、客席爆笑。
それを受けてレスターが真面目な答えを。
「最初は、ナレーションで女性の声を使おうと思った。ただ、僕たちは1986年に来て以来、ここ日本に何度もやってきている。日本のファンに長く感謝している。そこでその感謝を示す意味で、日本語のものをいれた。この彼女とはインターネットを通じて知り合い、(音声ファイルなどの)やりとりをした。英語で文章を渡し、彼女がそれを日本語で読んだ」
やりとりは終始、レスターとテリーがジョークを交えて進んだ。レスターはこう宣言。「楽しみましょう、人生短いから、ハヴ・ファン!」
このアルバムは現時点で日本のみのリリースで来日にあわせて制作、日本のファンへの感謝の気持ちを表している作品というわけだ。
「オハイオ州からはたくさんのファンク・バンドがでてきています。オハイオ・プレイヤーズ、デイトン、スレイヴ、ミッドナイト・スター、ダズ・バンド、ブッツィー、そして、ザップ/ロジャー。なぜ、オハイオからはこれほどまでに多くのファンク・グループが生まれてくるのでしょうか」と質問。
テリーが「飲んでる水だ」と答え、爆笑。さらに輪をかけて「そして、野菜もね」
テリー。「OK、まじめに答えよう。1960年代のラジオ、レスターにとっては50年代のラジオ(笑)、小さなラジオ局や大きなラジオ局もたくさんあって、その影響だと思う。地元のWDAOという大きな(出力の)ラジオ局はソウル・ミュージックをかけていた。自分たちだけでなく、ほかのミュージシャンたちもそれに大きな影響を受け、吸収したんだと思う」
「では、あなたたちはファンクで名前を残していますが、ファンクのエッセンスはなんでしょうか?」
レスター。「音質的、音楽的(sonically)にはへヴィーなベース。ハンドクラップ(手拍子)、大音量のバックビート、バスドラとベースが一緒になっていること(同期、シンコペーテッドしていること)、いいタイミングで入るギター、同じようにいいところで入るキーボード、そして、ハッピー・ハッピー・ヴォーカル。寂しい悲しいヴォーカルじゃないよ! 悲しいのはカントリー・アンド・ウェスタンやブルーズに任せておけ。ファンクはハッピーだ。俺は君を踊らせるんだ。『アイ・キャン・メイク・ユー・ダンス』『ノー・パーキング・オン・ザ・ダンスフロア』『ムーヴ・ユア・ブギーバディー』! とにかく楽しむことだ。なにしろ、ハッピー・ヴォーカルと、長い長い長いレコード(曲)だ」
(この項続く)
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ザップ
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