★○◇　ザップのトーク＆実演＆サイン会（パート3）～ザップのグループ名の由来

★○◇　ザップのトーク＆実演＆サイン会（パート3）～ザップのグループ名の由来

【Zapp Instore Event @ Tower Records Shibuya】

インストア。

ファンク・グループ、ザップのメンバーが2015年8月14日（金）、渋谷タワー・レコードでザップのメンバーを招いて、トーク＆サイン会が開かれた。

参加したのは、ザップからレスター・トゥルートマン、テリー・ザップ・トゥルートマン、トーマス・トゥルートマンの3人。テリーが「ザップ」のニックネームをもっている。司会、質問役を吉岡正晴、通訳を村松カナさんが担当した。

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最後にお客さんとの質疑応答。

「音楽と同じく素晴らしいコスプレはどのように企画したり、選んでいるのか」

レスター。「音楽はエンタテインメントだ。それが最大の理由。ジェームス・ブラウンと同じで、僕たちはお客さんをエンタテインしなければ（楽しませなければ）ならない。ライヴのステージでレコードと同じことをやっても楽しくないだろう。ライヴではレコードと違うことをしてお客さんを楽しませないと、だからだ。レコードと同じだったら、家でレコードを聴いていればいいだろう？　わざわざお金を払って僕たちを見に来てくれるなら、それに見合うものを見せてあげなければならない」

「彼らはステージでスーパーマン、スパイダーマンやバットマンなどの着ぐるみを着てやっているが、あれは誰のアイデア？」

テリー。「（ザップのメンバー）デール・デ・グロートとトーマス（トゥルートマン）のアイデアだ。実は彼らはあれと同じパジャマを着て寝てるんだよ。（笑）　デールがとにかくスーパーヒーローが好きなんだ。だから今後日本にやってくるときにはウルトラマンやゴジラ、ポケモンなんかにもなるかもしれないよ（笑）　あ、ハロー・キティ―もあるな。トーマス、ハロー・キティ―着ろよ（笑）」

すると、レスターから、来ているお客さんに質問が。「日本に1986年に初めて来てから29年。日本の人たちは、なぜこれほどまでにザップの音楽が好きなのか、みなさんに訊きたい」

なかなか返事がなかったが、促すと、「なぜなら、（音楽が）クールだから」「（ザップの音楽が）ハッピーにしてくれるから」との答えが会場から。

レスター。「いつも自分たちはそうしたいと思っているので、そう言われて嬉しい」

別の質問者にレスターが「たくさん、野菜を食べなさい。そして、8時までにベッドにはいりなさい」という謎のアドヴァイスを。（笑）　「In bed by 8」という言葉がキャッチーだったので、それで曲ができるのでは、と言ってみた。（笑）

また、ちょうどその日翌週ライヴを行う地元オハイオのメディアとメールでやりとりをしていて、「日本の観客と地元の観客のリアクションの違いはなんだ、と訊かれて、『言葉だけ』だと答えた」とレスターが加えた。

最後に、テリーのニックネーム「ザップ」はなぜついたのか、尋ねた。この答えがなかなかおもしろかった。

テリー。「本当のことを知りたいか？　（笑）　実は僕は兄弟中で一番末っ子なんだ。それで両親は僕たちが学校にいくときにいつも僕たちを朝、起こした。だが僕はなかなか起きなかった。僕が行っていた学校の校長先生の名前がサップ(Sapp)先生というんだが、親がいつも『ほら、サップ先生のところに行きなさい、はやく、サップ先生に怒られるよ』などと言っていた。いつも、僕に「サップ、サップ」って言ってたんだ。それでそれがいつしか「ザップ」に訛って、それ以来僕は「ザップ」になってしまった。兄弟みんなが僕のことを「ザップ」と呼ぶようになったんだ」

レスターがさらに付け加える。「それで僕たちがレコード・デビューするとき、ジョージ・クリントンがグループ名を何にするっかてきいてきた。その頃、僕たちはヒューマンボディーという名前で活躍していたから、『ヒューマンボディーだ』って言ったら、ジョージはそんなダサい名前はだめだ、もっとキャッチーな名前じゃないと、と言う。その頃、打ち合わせなんかしているときに、テリーはいつも一番若いからみんなから『ザップ、あれもってこい、ザップ、これ頼む、ザップ、コーヒー持って来い』なんてこき使われていた。そうしたら、ジョージがその『ザップ』という名前がいいじゃないか、と言いだし、これがグループ名になったんだ。マジな話だよ」

レスター。「僕たちはいつも楽しみたいと思ってる。僕たちはスーパースターなんかじゃなくて、みんなが大好きなんだ。みんなと一緒に楽しみたいと思ってるんだ」

そして、このあとサイン会。