◎エフデラックス・ライヴ~プリンスの残り香を漂わせ
【fDeluxe Live At Billboard Live】
プリンス。
プリンスが1980年代にてがけたグループ、「ザ・ファミリー」のメンバーが新たに若干メンバーを入れ替え再結成したのがエフデラックス(fDELUXE)。現在のエフデラックスのメンバーは、セント・ポール(ヴォーカル、キーボード)、スザンナ・メルヴォイン(ヴォーカル)、ジェリービーン・ジョンソン(ドラムス)、エリック・リーズ(サックス、フルート)だが、そこからセント・ポール、エリック・リーズを中心にしたグループで来日。ザ・ファミリーの作品をメインにプリンス色たっぷりのライヴを繰り広げた。
ザ・ファミリーは1985年に唯一のアルバム『ザ・ファミリー』をリリース、ここに後にシニード・オコーナーでヒットする「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」が収録されていたことで、アルバム、グループが再注目された。
正式メンバーのスザンヌは当初来日予定だったが、このライヴとほぼ同時期の9月1日から3日までミネアポリスのファースト・アヴェニューで行われたプリンス・トリビュート・ライヴに出演のため来日をキャンセル。ドラムスはなかなか決まらなかったが、結局、ブランドン・コモドアーになっていた。ブランドンはミネアポリス生まれのミュージシャンで、これまでにザ・サウンド・オブ・ブラックネスや、「ファンキータウン」で知られるリップス・インクのリード・シンガー、シンシア・ジョンソンの作品などに参加している人物。なかなかいいドラムを聴かせていた。
バンド・サウンドは、やはり、ここではポールのリード・ヴォーカル、ギターとエリックのサックスが全体的なトーンを決めていたが、どこを切ってもプリンスの残り香を感じさせた。特にエリックのサックスはメイシオ・パーカーの役を演じているのではないかとも感じた。
ギターには、ポーラ・アブドゥールなどのプロデュースで知られるオリヴァー・リーバーが参加していた。リーバーは、最近ツアーサポートでも、またアルバムでも参加している。
プリンスの音楽アウトプットではファミリー~エフデラックスは、ジャズとR&Bのミックス、マッドハウスはよりジャズ、という位置づけかなと感じた。プリンス死しても、プリンス・チルドレンは永遠だ。
次回はぜひスザンヌ、ジェリービーンあたりも参加したバンドで再来日してほしいところ。
■セットリスト
エフデラックス、ビルボードライブ東京、2016年9月4日(日)
fDELUXE @ Billboard Live Tokyo
Show started 16:30
01. High Fashion
02. Sanctified
03. River Run Dry
04. @8
05. Leeds’ Line
06. Screams
07. America
08. Desire / Lover
09. Drummers And Healers
Enc. Nothing Compares 2 U
Enc. Mutiny
Show ended 17:46
(2016年9月4日日曜、ビルボードライブ東京、f(エフ)デラックス・ライヴ)
Members
セント・ポール・ピーターソン / St Paul Peterson (Vocals, Bass, Keyboards)
エリック・リーズ / Eric Leeds (Saxophone, Keyboards)
オリヴァー・リーバー / Oliver Leiber (Guitar)
ブライアン・ジエンニアック / Brian Ziemniak (Keyboards)
ブランドン・コモドアー/ Brandon Commodore (Drums)
ENT>MUSIC>LIVE>fDeluxe
値段異常w
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