◎ロニー・ジョーダンのウォー・ライヴ~ローライダーたちのヒーロー
(ちょっと遅くなりましたが、ロニー・ジョーダンのウォーのライヴ・レポートです)
【Lonnie Jordan’s War Live】
ローライダー。
ロニー・ジョーダンのウォーが2007年のコットンクラブ、2009年のサマーソニック以来の来日。ウォーとしては、1974年12月が初来日か。
ウォーと言えば、ローライダーたちのあこがれのグループ。ローライダーとは、日本で言うシャコタン。車高を低くした車やバイクをカスタムメイドにして乗る人たちのこと。そうしたローライダーたちにとっての最大のヒーローがこのウォーだ。
「シスコ・キッド」「ホワイ・キャント・ウィ・ビー・フレンズ」「ローライダー」など1970年代初期から多数のヒットを放った。
ただし、彼らは現在二つのグループに分かれている。今回来日したのはオリジナル・メンバーのロニー・ジョーダンが率いるウォー。ロニーがグループの名前の権利を持っているため、これが本家のウォーということになる。ただし、オリジナル・メンバーでここから別れたグループは「ローライダーズ・バンド」としてウォーの大ヒットを演奏するグループを運営し、ライヴ、ツアーもやっている。
そのあたりの話はこちらに。
ウォー、そのふたつのグループ
2008年04月24日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10090808905.html
今回のウォー、ロニー以外、メキシカンもいたり、かなりラテン調楽曲、ファンク、バラードとウォーの魅力をそのまま出す。リーダーのロニー・ジョーダンが思った以上に客を楽しませるエンタテイナーで、客を煽る。そして、この日は北海道から来たという「エスメラルダ」というカー・クラブ・グループのメンバーが来ていて、ロニーとも歌ったり、コール&レスポンスで盛り上げていた。
本編後半の「ホワイ・キャント・ウィ・ビー・フレンド」について、ロニーはこれを1976年頃、東京に来ているときに書いたと説明した。ただしこれは75年5月からヒットしているので、1974年12月の初来日のときのことだろう。これをメンバー全員が少しずつ歌う。
きっとこういうライヴだとアウトドアでお酒を飲みながら見ると、より楽しめるのではないだろうかと思った。
■セットリスト
Show started 21:03
01. Me And My Brother
02. Slippin’ Into Darkness
03. Cisco Kid
04. Spill The Wine
05. Galaxy
06. So
07. All Day Music
08. Ballero
09. Why Can’t We Be Friends
10. Low Rider
Show ended 22:20
(2017年5月15日月曜、ブルーノート東京、ウォー・ライヴ)
MEMBERS
Lonnie Jordan(key)
ロニー・ジョーダン(キーボード)
Stuart Ziff(g)
スチュアート・ジフ(ギター)
René Camacho(b)
リネー・カマーチョ(ベース)
Scott Martin(sax)
スコット・マーティン(サックス)
Stanley Behrens(harmonica)
スタンリー・ベアレンズ(ハーモニカ)
Marcos J. Reyes(per)
マルコス・J・レイエス(パーカッション)
Sal Rodriguez(ds)
サル・ロドリゲス(ドラムス)
ENT>MUSIC>LIVE>Lonnie Jordan’s War