○テイク6~約1年2か月ぶりの来日~完璧なハーモニーでベスト・エンタテインメント
【Take 6 : Always Perfect In Harmony & Best At Entertaining】
世界一。
何度見ても、何度聴いても決して飽きることがないアカペラ・グループとしての世界最高峰、テイク6。ほぼ毎年やってきて、2015年10月、2016年6月以来約1年2か月ぶり通算27回目の来日公演。
ほぼ毎年やってくるテイク6。「初めてテイク6のライヴを見る人はどれくらいいる?」というクロードの問いかけに、観客席で手が上がったのはほんのわずか。2-30人はいなかったように思える。初めてで恥ずかしくて手を上げなかった人もいるかもしれないが、27回目の来日となると、さすがに複数回見てる人も多いだろう。
毎回セットリストを手を変え品を変えで、本当に飽きさせない。最近のファレル・ウィリアムスの「ハッピー」をやったり、「ジャズに挑戦だ」と言ってマイルス・デイヴィスの「セヴン・ステップス・トゥ・ヘヴン」をやったり。
全員が曲によってリードを取り、残りがコーラスをつけるというヴォーカル・グループの基本中の基本で、ハーモニーを楽しませる。超一流の技術とともに、しかも、エンタテインメント性も忘れない。
圧巻は、本編最後の「ソー・マッチー・トゥ・セイ」からのマイケル・ジャクソン・メドレー。ちょっとだけ、曲のサビだけを次々とやっていき、最後は「ステイン・アライヴ」、「ラッパーズ・デライト」、そして、また「ソー・マッチ~」へ。途中でクリスチャンがエアDJまで! (笑)
アルヴィンがメンバー紹介するときに、「クリスチャンはグループに入って14年、ジョーイ・キブルは26年、デイヴィッドは33年、そして、マーク・キブルとクロード・マクナイトは一緒にやり始めて37年だ」と語り、拍手喝さいと歓声を集めていた。
MCでも、「新作のレコーディングを始めた。昨日、(日本に来る前の)ハワイのスタジオで何曲か録音した。まだどういうものになるかは言えないけれど、テイク6のウェッブページに注目していてくれ」と、新作について述べた。
この長きにわたる継続の力、本当に素晴らしい。
ちょうど隣の席に今年初めにクロードとライヴを行った上條頌くんがいて、CDを感慨深く眺めていた。
アルバムについて→
クロード・マックナイト&上條頌のアンプラグド・ライヴ・アルバム・リリースへ
2017年08月22日(火)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12302904103.html
テイク6はこのあと大阪ビルボード・ライブ、また名古屋でコンサートを行い東京ビルボードライブに戻ってくる。
■ 過去テイク6関連記事
テイク6新作アルバムは、デビュー作の25年ぶり再録音
2013年07月05日(金)
https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11566290950.html
(その後このデビューアルバムの再録音企画はなくなった)
アカペラ最高峰、テイク6~2月14日にオーケストラと共演
2012年02月12日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11160938088.html
ドクター・セドリック・デントが復帰したテイク6~20回目の来日
2010年05月19日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10538649996.html
(過去記事一覧ここに)
東京ジャズ(パート5)~テイク6とベンEキング
2012年09月14日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11353405322.html
■セットリスト
Setlist : Take 6, August 29, 2017 @ Billboard Live Tokyo
[ ] denotes original artists
Show started 21:37
01. Come On
02. Straighten Up & Fly Right [Nat King Cole]
03. Happy [Pharrell Williams]
04. I Got Life / Spread Love
05. Windmills Of Your Mind [Dusty Springfield etc]
06. More Than Ever
07. Seven Steps To Heaven [Miles Davis]
08. Overjoyed [Stevie Wonder]
09. Just In Time
10. U-Turn [Joe Sample]
11. Grandma’s Hands [Bill Withers]
12. Fly Away
13. Stand By Me [Ben E. King]
14. So Much 2 Say –Michael Jackson Medley including a riff of : BAD – Beat It – Billie Jean – Smooth Criminal – Thriller – Leave Me Alone – Man In The Mirror – Wanna Be Startin Something – Heal The World – Stayin’ Alive [Bee Gees] – Rapper’s Delight [Sugar Hill Gang, Chic] – So Much 2 Say
Enc. My Friend
Show ended 22:58
■メンバー Members
アルヴィン・チアー / Alvin Chea(Vocals/Bass)
デイヴィッド・トーマス / David Thomas(Vocal/Tenor)
マーク・キブル / Mark Kibble(Vocals/Tenor)
ジョーイ・キブル / Joey Kibble (Vocals/Tenor)
クロード・マックナイト / Claude McKnight(Vocals/Tenor)
クリスチャン・デントリー / Khristian Dentley(Vocals/Baritone)
(2017年8月29日火曜、テイク6ライヴ、ビルボードライブ東京)
■アルバム
2016年作品(現状最新作)
Believe
Take 6
Independent Label Se (2016-03-25)
One
Take 6
Shanachie (2012-03-26)
Standard
Take 6
Heads Up (2008-09-30)
Take 6
Take 6
Word Entertainment (1994-05-26)
いまだにテイク6の最高傑作の呼び声も高いファースト・アルバム。1988年3月全米リリース。日本盤は1989年6月25日に発売。
「ソウル・サーチン・ブログ」内での一番古い記事。2002年5月
テイク6・ライヴ『鎧(よろい)をまとい始めたネイキッド・メディア』
【2002年5月15日水曜・セカンド・ステージ・東京ブルーノート】
http://www.soulsearchin.com/entertainment/music/live/take620020515.html
■20回目以降の来日(メモ)
初来日は1989年11月。五反田簡易保険ホールほか。
20 2010年5月 ビルボードライブ
21 2012年2月 墨田トリフォニー、ブルーノート (2011年5月の延期・振替)
22 2012年8月 東京ジャズ
23 2013年6月 ビルボードライブ
24 2014年7月 ビルボードライブ
25 2015年10月 ビルボードライブ
26 2016年6月 ブルーノート東京
27 2017年8月 ビルボードライブ
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