◎タイ・スティーブンス&ソウルジャーーズ・ライヴ
【Ty Stephens & Soul Jaaz Live At Shiodome Blue Mood】
初。
日本では久保田利伸のバック・コーラスとしてここ10年以上活躍しているフィラデルフィア出身のシンガー、タイ・スティーブンスが彼のグループ、ソウルジャアアズとともに自身の初ライヴを行った。
バンドは、キーボード、ベース、ドラムス、ギターの4人でそれにタイが歌う。やはり自身のライヴは圧倒的にヴァラエティに富んだ才能を見せる。いわゆるディヴァーシティ(ダイヴァーシティ=多様性)だ。ニューソウルも、オールドスクール・ソウルも、ジャズもポップも、ラテンぽい曲も、歌い上げ系のビッグソング(大バラード)も、ファンクっぽい曲も、ダンス(ディスコ)まで。なんでもうまい。
これまでに出したアルバムからの曲やスタンダード・カヴァー、そして新曲、日本で書いた曲なども披露。結果、90分予定が2時間を超えるショーになった。
バンド・メンバーのベース奏者、ロン・モンローが5月に亡くなってしまい急遽カルヴィン・ジョーンズに代わったが、これまでにも何度か一緒にやっていたこともあり、バンドは実にタイト。よくまとまっていた。
カヴァーの中では、ダニー・ハサウェイの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」、そして、クインシー・ジョーンズのアルバムに収録されたバーナード・アイグナーの「エヴリシング・マスト・チェンジ」は以前にもタイの歌を聴いたことがあったが、圧巻。
またこの日(6月30日・土曜)はスペシャル・ゲストに久保田チームで一緒にコーラスを担当するユリが登場。2曲、見事なデュットを聞かせた。「ラヴ・ライト」はユタカ・ヨコクラ横倉裕のヒットのカヴァー。
ライヴ後はサイン会や撮影会も行ったのだが、CDが早々になくなり、なんと、この日はカセットテープを販売していた。カセット!
ちなみに、金曜日には久保田利伸さんが遊びに来ていたそうだ。
■セットリスト
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SATURDAY 30TH, 2018 (5:00PM & 8:00PM)
SETLIST
Show started 17:06:
1. A.B.’s TUNE (Instrumental) (Richard Cummings' compositions)
2. THE WAY I LOVE MY MUSIC
3. LONG WAY HOME TO PHILADELPHIA *(new song!)
4. AIN'TCHA SOMETHIN'
(RONDEW’S CHOICE:)
5. FEELS SO GOOD
6. I CAN SEE CLEARLY, NOW [Johnny Nash]
7. LOVE, LOVE, LOVE [Donny Hathaway]
8. LOVELIGHT (Duet w/Yuri) [Yutaka Yokokura]
9. I NEVER LIKED YOU
10. SELFISH *(new song!)
11. YOYOGI PARK *(new song!)
12. GOOD MEDICINE (band intros, or…)
13. HE CANNOT FIND HIS WAY TO LOVE (band intros)
14. FOUND
15. THE ONLY WAY BACK (Duet w/Yuri)
16. YES!
17. EVERYTHING MUST CHANGE [Bernard Ighner, Quincy Jones]
18. POWER TO CHANGE
ENCORE
19. LOVE IS IN THE ROOM
Show ended 19:16
Members
TY STEPHENS (Vocal)
RICHARD CUMMINGS, JR (keyb)
TONY LEWIS (drums)
CALVIN JONES (bass)
Guest: R.T. TAYLOR (guitar)
(2018年6月30日・土曜、汐留ブルームード、タイ・スティーブンス&ソウルジャーーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Stephens, Ty & Souljaaz