〇ジョナサン・モフェット、心臓手術で寄付募集
【Jonathan Moffett Started Crowdfunding For His Medical Expence】
寄付。
マイケル・ジャクソンのツアーで1979年から2009年までドラムスを担当してきたジョナサン・モフェットが、心臓のバイパス手術を行い、その費用をクラウドファンディングで寄付の募集を2018年11月30日に始めた。目標は25万ドル。5ドルからクレジットカードなどで寄付ができる。
詳細はこちら(英語)
ジョナサン・モフェットは、マイケルのツアー・ドラマーとして世界的に有名になった。1979年以降、2009年までということは、マイケルのかなりの部分のツアーでドラムスを担当したことになる。『オフ・ザ・ウォール』直後のジャクソンズのツアー、1984年の『ヴィクトリー・ツアー』、さらに、1997年からのマイケルの『ヒストリー・ツアー』、2009年の『ディス・イズ・イット』ツアーまで参加している。ご存じの通り、2009年の『ディス・イズ・イット』ツアーは開始直前に、マイケル・ジャクソン本人の急逝で、実現することはなかったが、リハーサルの模様が映画『ディス・イズ・イット』として公開されて大きな話題を集めた。もちろん、ジョナサンの姿も映っている。
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手術。
ジョナサンは、しばらく前から胸に痛みを覚え、先日カリフォルニア州のホーグ病院アイヴァインのERに担ぎ込まれたところ、一時期心電図の動きがなくなるほどで、翌日ホーグ病院ニューポートに転院、緊急で心臓のバイパス手術(3か所)を行った。結局この手術のおかげで一命をとりとめ、今後のリハビリ次第で、完全に復活するだろう、と医師から言われているという。
この手術費、リハビリ費用などがかなり膨大になることが見込まれるために、友人有志がクラウドファンディングによる寄付を募り始めた。
12月1日(日本時間)開始から11時間で約2000ドルが集まっている。
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プロフィール。
ジョナサン・モフェットは1954年11月17日ニューオーリンズ出身。現在64歳。3人兄弟の末っ子で、兄はギターとベースをプレイする。ニックネームは「シュガーフット」。
16拍子、32拍子、64拍子までエネルギッシュに叩けるという。
1979年、当時のジャクソンズの音楽ディレクター、ジェームス・マクフィールドからジャクソンズのツアーのオーディションがあるからと誘われたところ、合格。ツアーに出ることになった。
ジャクソンズの『デスティニー・ツアー』(1979 年1月~1980年1月)、『トライアンフ・ツアー』(1981年7月~1981年9月)、『ヴィクトリー・ツアー』(1984年7月~1984年12月)に帯同。その後は、マドンナのツアー3本に出た。その他、ライヴ・エイド、エルトン・ジョン、ジョージ・マイケルなどのツアーを経て、マイケル・ジャクソンの1997年からの『ヒストリー・ワールド・ツアー』に参加。まさにアメリカ・エンタテインメント界トップのドラマーとなっている。
レコード面では、1981年のヤーブロー&ピープルズの大ヒット「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」のドラムスが彼で、この曲は後にTLCの「レッツ・ドゥ・イット・アゲイン」など多くサンプリングされている。
モフェットは、2010年9月、キャメオの丸の内コットンクラブのライヴでも来日している。また、2013年、『シルク・ドゥ・ソレイユ~イモータル』で来日する予定だったが、体調不良のため出演をキャンセルしていた。
Christmas Again Remastered
Jonathan Moffett
CD Baby (2009-11-24)
Two of Us by YARBROUGH & PEOPLES (2015-03-04)
posted with amazlet at 18.12.01
YARBROUGH & PEOPLES
ENT>DRUMMER>Moffett, Jonathan
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