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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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◎ブライアン・カルバートソン・ライヴ~10年ぶり登場~ファンク元気炸裂

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◎ブライアン・カルバートソン・ライヴ~10年ぶり登場

 

【Brian Culbertson Live : First in 10 Years】

 

10年ぶり。

 

スムーズ・ジャズ系、ファンク系キーボード奏者、ときにトロンボーン奏者、ブライアン・カルバートソンの2010年9月以来およそ8年6か月ぶりの来日ライヴ。その前が2009年ブルーノートでのトニー・メイデンのライヴの客演。

 

 

バンドは、キーボードのエディーとドラムスのクリス・ミスケル以外は2010年の自身名義でのライヴ・メンバーとは入れ替わり。メンバーの一人は、去年9月頃このバンドに参加したという。

 

久しぶりに見るブライアンは、相変わらずエンタテイナーだった。彼のパフォーマンスを見ての第一印象は、サックス界でのエンタテイナーがデイヴ・コーズなら、キーボード界のエンタテイナーがこのブライアン・カルバートソン、というもの。と書いたら、10年前も同じこと書いてた。表現力伸びないというか、感想ぶれない、というか。

 

ギター、ベース、ドラムス、トロンボーン、トランペット、キーボードにさらにブライアンのキーボードとトロンボーンという7人がオンステージ。

 

1曲目からぐいぐいとポップなファンクで押してくる。よくメンバーを見ると、ブライアン以外全員ブラック。トランペットのマイケルはマーカス・ミラー・バンド、またサックスのエイドリアンは、プリンスのNPGのアルト・サックスだそう。

 

ひじょうにわかりやすい、ファンク、グルーヴで、スロー曲もちょっと混ぜる。エネルギッシュで、パワーあふれる元気炸裂のライヴだった。

 

3曲目「ゲット・イット・オン」では、ブレイクのところでマイケル・ジャクソン張りにミュージシャン7人がストップ・モーションで固まる。ブライアンのキューで一斉に動き出すというまさに、R&Bライヴの王道のような演出も。

 

恐れ入ったのが、10曲目「オン・マイ・マインド」で、キーボードを逆サイドからなんの苦労もなく弾いていたこと。どういうことかというと、観客席に向いているキーボードを普通は、観客席に向かって座ってプレイするが、ブライアンはこのとき、キーボードの裏側に来て、観客に背を向けて、逆サイドからメロディーをなんの苦労もなくプレイしたのだ。あんなことできるのか、と驚嘆した。キーボードの盤面に音階がくっきり見えるのかな。

 

本人は、もう10年も開けずにやってくる。次は2021年には来日する、と宣言していた。

 

ブライアンは1973年1月12日イリノイ州生まれ。現在46歳。1994年、『ロング・ナイト・アウト』でデビュー後、最新作が18作目。デビュー25周年で、18作目ということになる。

 

左・ブライアン、右・ソウルサーチャー

 

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最新作

 

Colors Of Love Tour

ブライアン・カルバートソン  形式: CD2枚

解説・吉岡正晴

2019年3月8日発売

https://goo.gl/FmnpcC

 

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■過去記事

 

2009年ブルーノートでのライヴの様子。このときはトニー・メイデンのライヴ

https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10164090490.html

 

2010年のライヴメンバー、セットリストなど

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=7075&shop=1

 

■セットリスト Setlist : Brian Culbertson, March 19. 2019 @ Billboard Live Tokyo

 

Show started 18:32

01.  Say What

02.  Always Remember

03.  Get It On

04.  Colors Of Love

05.  Do You Really Love Me?

06.  When I’m With You

07.  Let’s Get Started

08.  Been Around The World

09.  Through The Years (solo)

10.  On My Mind

11.  Colors Of Love (Reprise) / Outro

Enc.  Our Love

Show ended 19:48

 

Members

ブライアン・カルバートソン / Brian Culbertson (Keyboards, Trombone)

マイケル “パッチェス” スチュワート / Michael “Patches” Stewart (Trumpet)

エイドリアン・クラッチフィールド / Adrian Crutchfield (Saxophone, Vocals)

エディー・ミラー / Eddie Miller        (Keyboards, Vocals)

ダーネル “ショーケース” テイラー / Darnell "Showcase" Taylor (Guitar)

リション・オデル / Rishon Odel (Bass)

クリス・ミスケル / Chris Miskel        (Drums)

 

 

 

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ENT>LIVE>Culbertson, Brian

 


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