〇祝タイガー・ウッズ優勝~勝てなかった10年間のソウル・サーチンは?
【What Is His Soul Searchin Story During 10 Years He Couldn’t Win】
まさか。
まさか、今年のマスターズでタイガー・ウッズが優勝するとは思わなかった。マスターズはいつも夜中に日本では放送される。夜10時くらいから始まって、朝方3-4時くらいまでやっている。ふだん夜更かしでも、さすがに最後まではなかなか見られないのだが…。
優勝の瞬間
たまたま日曜深夜(月曜未明)2時過ぎからテレビをつけるとタイガーが最終組を周っていて、2位あたりで優勝を狙えそうなところにいた。
タイガーがメジャーで優勝するとなると、11年ぶりだという。彼の庭とも言えるジョージア州オーガスタのマスターズで優勝すれば2005年以来14年ぶりだという。
僕はゴルフはプレイしないが、このマスターズはなんとなくよく見てしまう。というのも、そのジョージア州オーガスタがジェームス・ブラウンのホームタウンのような場所だからだ。彼の事務所は、オーガスタにある。自宅もそこからほど遠くないところ。
かつてジェームス・ブラウンと話をしていたときに、タイガーが出始めの頃で、ことのほか、タイガー・ウッズのことを称賛していたことを思い出す。タイガーの優勝・活躍を我が子のことのように喜んで話していた。
しかし、無敵の頃のタイガー・ウッズがいろいろあって、どん底まで落ちた。不倫、酒酔い運転、ドラッグ保持逮捕、複数回の手術。ランキングも2017年には1000位代まで落ちた。ドライヴァーの飛距離も、全盛期から比べると2-30ヤードは落ちて、もはやトップではない。誰もがタイガーは終わった、と噂していた。
それがメジャーで11年ぶりの、そして、マスターズでは14年ぶりの優勝となったら、これは一大事件だ。
タイガーは最終組。17番を終えて、2位と2打差。18番パーで終われば、確実だ。最後のパットはボギーだったが、すでに他のプレイヤーが12アンダーで終わっていたので、ボギーでも13アンダーで優勝になった。
17番を終えてトップだった
優勝パットをいれると、観客の歓喜がものすごいことになった。いつまでもスタンディング・オヴェーションが続いた。
華麗なデビュー、最高の地に到達し、そこから没落、奈落の底へ。そして、そこから再度復活へ。アメリカ人、いや、日本人だって誰でも好きなストーリーだ。
一旦寝ようと思って録画をセットしたが、結局、起きてみてしまった。タイガーの勝てなかった10年以上って、どんな気持ちでいたのだろう。もんもんとしていた時期はどうやってすごしていたのか。間違いなく、その10年はタイガーにとってのソウル・サーチンの日々だったにちがいない。そのあたりの話を聞いてみたい。どこかにそのうちにインタヴューが出るだろう。
いずれにせよ、おめでとうございます。
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