〇フォー・エーセスの「慕情」
【Four Aces’s “Love Is A Many Splendored Thing”】
慕情。
金曜日(2019年10月18日)ラジオ番組『モーティヴ』で勝手に邦題ベスト10を発表したが、その1位にした「Love Is A Many Splendored Thing」(邦題:慕情)をナット・キング・コールのヴァージョンでお届けした。ただ、これを一番ヒットさせたのは、サントラのオリジナル以外ではフォー・エーセスという白人4人組のヴォーカル・グループ。のちにレターメンやヴォーグスなどにつながっていくヴォーカル・グループの大御所だ。
本当は、これをかけようかと思ったのだが、音源が手元になく、カヴァーの中からナット・キング・コールをかけた。
フォー・エーセスのヴァージョンはアメリカではデッカ・レコードから出て1955年8月からヒット、6週間全米1位(ビルボード・ポップチャート)になっている。
THE FOUR ACES ~ Love Is a Many Splendored Thing ~
https://www.youtube.com/watch?v=GnDtxiNwDS8
フォー・エーセスは、1949年頃から1960年代後期まで多くのヒットを放った。1954年には「スリー・コインズ・イン・ザ・フォンテン」が全米1位に。これはフランク・シナトラでも有名。それに続いての2曲目の1位がこの「慕情」だった。
THE FOUR ACES - THREE COINS IN THE FOUNTAIN
https://www.youtube.com/watch?v=7n4a_CCCoPA
日本でも人気のコーラス・グループ、ダークダックス、デューク・エイセス、ボニージャックスなどに影響を与えたとされる。
そしてこの日は、デッカ・レコードのTシャツがあったので着ていった。
いろいろベストは出てますが、これがお買い得かな、と。
Golden Memories
Four Aces
Golden Stars (2006-04-24)
しかし、「映画『慕情』が田村正和さんが一番好きな映画、とインタヴューでおっしゃってました」とのコネタを挟み込む安東弘樹さんサイコーだ。(笑)
それにしてもカタカナにすると「ラヴ・イズ・ア・メニー・スプレンダード・シング」(18字+5ナカグロ・計23字)なのが、漢字にしてたった2文字の「慕情」。お見事としかいいようがない。
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なんとナット・キング・コールの「慕情」の動く映像があった。1961年のもの。自身のテレビショーの中からのものとみられる。
Nat King Cole-Love is a many splendored thing full dimensional stereo 1961
https://www.youtube.com/watch?v=hnPbneUdjcs
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ナット・キング・コールの1936年からの1943年までの音源183曲をまとめたアーカイヴ・ボックスが2019年10月26日日本先行発売へ。(この項、明日以降に)
『ヒッティン・ザ・ランプ : ジ・アーリー・イヤーズ(1936-1943) 』(アマゾン予約で発売日着)
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