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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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◎ジャーメイン・ジャクソン29年ぶりソロ・ライヴ

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◎ジャーメイン・ジャクソン29年ぶりソロ・ライヴ

 

【Jermain Jackson Solo Japan Live First Since 1990】

 

セットリスト。

 

ジャクソンズのメンバー、ジャーメイン・ジャクソンが、1990年4月以来19年ぶりのソロ・ライヴ。ジャーメイン自身は2012年12月、ジャクソンズとしての「ユニティー・ツアー」以来の来日。それでも7年ぶりか。最終日日曜(2019年11月10日)に見た。

 

今回の東京公演は、もともと奈良でのイヴェント出演のあと、急遽決まったもの。本来は奈良のイヴェントのみで帰るという予定だった。なので、そういう意味では東京でフル・ショーを見られてラッキーだったということになるのだろう。ジャーメインはふだんはソロ・ライヴをやっていないので、かなり久しぶりにソロ・ライヴをやったようだ。

 

 

バンドメンバーは初日前日の水曜(2019年11月6日)に来日したので、日を増すごとにこなれてきて、最終日はかなりタイトになっていた。

 

今回のセットリストは、ジャクソン5、ジャクソンズ、ジャーメインのソロ・ヒットに加え、大幅にマイケル楽曲を増やしたもの。ファンに大サーヴィスだ。ところどころ、マイケルやジャクソンズ、ジャクソン5の古い写真などをバックに映し出しがながら歌う。

 

バンドの4人のうちドラマーを除く3人は、前回のジャクソンズ・ツアーのときのメンバー。なので、マイケル楽曲、ジャクソンズ楽曲なども慣れている。ちなみに、ドラマーのラモントはヴァージニア州出身で、ニックネームは「オクトパス(タコ)」と呼ばれる。確かに、腕の動きが激しく、それはタコのように見えた。僕は遠目にはちょっとツノダ☆ヒロさんぽくにも見えたが。バンマス(バンド・マスター)は一番左手(下手)のキーボード、KTことケネス。

 

初日が少し短かったため始まる前にインスト曲が増やされたようだが、日曜はなんとギャップ・バンドの曲を3曲も披露。当時のブラコンやR&Bを聞いてる人たちにとってはなじみ深いだろうが、意外だった。さらに、前半終了後の衣装替えのところでさらに「グルーヴ・ライン」「オール・アイ・ドゥ」がインストで。これらの5曲は、下記セットリストにはいっていないジャーメインの曲や、ジャクソンズ、ジャクソン5曲などをうまくインストにしたほうがよかったと思う。

 

ジャーメインはやはりアップテンポの曲より、バラードがひじょうに合う。コーラスを2-3人入れれば、もっとおもしろい演出はできただろう。

 

 

しかし、本編最後とアンコールのマイケル曲4曲はお客さん総立ち(途中から総立ちだったが)でめちゃくちゃ盛り上がった。4日見た人によると、やはり最終日が一番観客ののりもよく盛り上がったそうだ。

 

ジャーメインのファンとしては、もっとジャーメインの曲を聞きたいだろうし、マイケル・ファンはこのような選曲もウェルカムだろうし、なかなか難しいところ。

 

それにしても、数々のマイケル曲を、ジャーメインの歌で生で聴くということは、感慨深いものがあるものの、なかなか複雑だ。

 

いや、それでも最後のマイケル曲4曲はこれでもかという盛り上がりだったので、終わりよければすべて良しといった余韻が残った。

 

~~~

 

詳細セットリストは下記を。それぞれジャクソンズ、ジャクソン5、ジャーメイン・ソロ、マイケルと元アーティスト名を記した。

 

■  ジャーメイン・ジャクソン・セットリスト

2019年11月10日(日)

 

曲目後のマーク例

[JJ]=Jermain Jackson, [MJ] =Michael Jackson [J5]=Jackson 5

 

Show started 18:07

00.  Band Instrumental 1.  Early In The Morning [Gap Band]  2.  Outstanding [Gap Band]  3.  Yearning For Your Love [Gap Band]

Jermain came on stage 18:19

01.   Dynamite [JJ]

02.   Blame It On The Boogie [Jacksons]

03.   Rock With You [MJ]

04.   Enjoy Yourself [Jacksons]

05.   Jackson 5 Medley : I Want You Back / ABC / The Love You Save / Dancing Machine

06.   Let’s Get Serious [JJ]

07.   I’ll Be There [J5]

08.   Gone Too Soon [MJ]

09.   Daddy’s Home [JJ]

Jermain Off the stage to change dress 18:54

00.   Band Instrumental 1.  Groove Line [Heatwave]  2.  All I Do [Stevie Wonder]

Jermain came back on the stage 19:10

10.   Do What You Do [JJ]

11.   Can’t Let Her Get Away (+Band Solos  / Introducing Members) [JJ]

12.   Heartbreak Hotel [Jacksons]

13.   When The Rain Begins To Fall [JJ + Pia Zadora]

14.   Don’t Stop ‘Till You Get Enough [MJ]

15.   Wanna Be Startin’ Somethin’ [MJ]

16.  Working Day & Night [MJ]

Enc  Beat It [MJ]

Show ended 19:47

 

Members

 

Jermaine Jackson(vo,b) ジャーメイン・ジャクソン(ヴォーカル、ベース)

Kenneth "KT" Townsend (key) ケネス “KT” タウンゼント(キーボード)

Kyle Bolden (g) カイル・ボールデン(ギター)

Carnell Harrell (synth b) カーネル・ハレル(シンセベース)

Stacey Lamont Sydnor “Octopus” (ds)

ステイシー・ラモント・シドナー(ドラムス)

 

(2019年11月10日日曜、ブルーノート東京、ジャーメイン・ジャクソン・ライヴ)

 

 

You Are Not Alone: Michael Through a Brother's Eyes. Jermaine Jackson (英語)

Jermaine Jackson

Harper

https://amzn.to/2rzzqFD

 

ジャーメインが語るマイケル。2012年6月発売。英語版。なんとキンドルなら700円。ペーパーバックも1721円。

 

ENT>MUSIC>LIVE>Jackson, Jermaine

 

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