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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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〇ゴスペル界のレジェンド、ランス・アレン71歳で急死~手術後容態急変

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〇ゴスペル界のレジェンド、ランス・アレン71歳で急死~手術後容態急変

 

【Gospel Legend Rance Allen Dies At 71】

 

 

(本文は値段がついていますが、最後まで無料で読めます。読後サポートしてもよいと思われた場合、購読などでサポートしていただければ幸いです。本文は約3000字。「黙読」(ゆっくり1分500字)、「速読」(1分1000字)で6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサーが読む速度1分300字)だと10分くらいです。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

 

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〇ゴスペル界のレジェンド、ランス・アレン71歳で死去

 

【Gospel Legend Rance Allen Dies At 71】

 

訃報。

 

ゴスペル界のレジェンド、「現代ゴスペルの父」とも呼ばれるランス・アレン・グループのランス・アレンが2020年10月31日午前3時頃(日本時間31日16時)、オハイオ州シルヴァニアのハートランド・プロメディカ病院で死去した。71歳だった。所属のザ・チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト」が発表した。ランス・アレンは、オハイオ州トレドのニュー・ベセル・チャーチを起こしている。

 

https://www.mercurynews.com/2020/10/31/bishop-rance-allen-a-legend-in-the-gospel-music-genre-dies-at-71/

 

ランスの弟スティーヴ・アレン(68歳)によれば、火曜日に受けた背中の手術の回復過程にある中の容体急変だったという。手術後は回復もよく、今週には退院できるだろうと言われていた。

 

2015年にはホワイト・ハウスで当時のオバマ大統領の前でもパフォーマンスを見せた。

 

1969年の結成から50年以上の歴史がある。

 

The Blade

Bishop Rance Allen 1948-2020

https://www.legacy.com/obituaries/toledoblade/obituary.aspx?n=rance-allen&pid=197028431

 

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評伝。

 

ランス・アレンは1948年11月20日ミシガン州生まれ。代々続く教会関係者の過程に生まれ、幼少のころから教会に出入り、ゴスペルを歌っていた。12兄弟の一人で、1969年、兄のトム・アレン(3歳年上、ドラムス)と弟スティーヴ・アレン(3歳年下、ベース)とランス・アレンの3人でゴスペル・グループ、ランス・アレン・グループを結成した。真ん中のランスがリードを担い、その迫力ある歌唱とともにゴスペル界で瞬く間に人気となった。兄弟のエサウ(Esau)が時々パーカッションで入る。デトロイトで行われたタレント・ショーで審査員を務めていたスタックス・レコーズのレコード・プロモーション・マン、デイヴ・クラークに認められ、スタックス入り。スタックス傘下ゴスペル・トゥルース・レーベルからアルバム、シングルを多数リリースする。1972年のライヴ、その映画『ワッツタックス』にも登場している。

 

『ワッツタックス』でのランス・アレン

The Rance Allen Group - Lying on the Truth ('Rev Clements' remix by Sm@sh) [HD full video]

https://www.youtube.com/watch?v=YJNIhA4-Ga4

 

1972年、スタックス/ゴスペル・トゥルースから出した『ランス・アレン・グループ』以降、発売アルバムは20枚近く。

 

この頃から当時のソウル・バンド、ファンク・バンド的なニュアンスをたっぷりたたえ、ブラザー、シスターの人気を集めていた。

 

最初のソウル・チャート・ヒット。1973年。

Rance Allen, ''I Got To Be Myself'' (1973)

https://www.youtube.com/watch?v=YT4JwpG6WG4

 

 

1985年7月からオハイオ州トレドのニュー・べセル・チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライストのシニア・パスターを務め、その後2011年11月、チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト(COGIC)のミシガン北西部のビショップに就任。

 

コンスタントにレコード、ライヴ・ツアーなども続けてきたが、2000年に「ミラクル・ウォーカー」がゴスペル界周辺で大ヒット。

 

最近ではマイゼル・ブラザーズ(「リーズン・トゥ・サヴァイヴ」2005年)、ヒップホップのスヌープ・ドッグなどの客演(「ブレッシング・ミー・アゲイン」2018年)などで若い人からも親しまれていた。

 

1998年ゴスペル音楽殿堂入り。グラミー賞1981年、1991年、2004年に候補に。ゴスペル界のグラミー、ステラ―・アワードで2018年、「トラディショナル・デュオ・コーラス・グループ・オブ・ジ・イヤー」を獲得。

 

ランス・アレンとしての最後のチャート・ヒット「ミラクル・ワォーカー」(1991年)

 

Rance Allen Group (Miracle Worker)

https://www.youtube.com/watch?v=9u3V-WKw_SU

 

スティーヴはランスのことを「彼は歌うことにおいてのモハメド・アリで、マイクを目の前に差し出せば彼はスーパーマンになる」と絶賛する。ファンとの写真撮影もまったく嫌がらずだれとでも写真を撮り、サインをしていた。

 

Something About the Name Jesus - The Rance Allen Group feat. Kirk Franklin

https://www.youtube.com/watch?v=1umnIUS_sk0

 

The Rance Allen Group - I Belong To You (Official Live Video)

https://www.youtube.com/watch?v=20-R2RBd7N4

 

Memorial Tribute to Rance Allen (1948 – 2020)

2020/11/01

https://www.youtube.com/watch?v=wm_CRV8AMZw

 

Interview : 28 minutes 2019/07/11

Pastor Jimmie K. Rodgers interviews Bishop Rance L. Allen

https://www.youtube.com/watch?v=knrePjnKws8&t=117s

 

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昔ながらのゴスペル・アーティストの枠にとどまらず、コンテンポラリーなR&B、ヒップホップ・アーティストたちも積極につながり、若手からの支持も集めた。後輩のコンテンポラリー・ゴスペル・グループにも多大な影響を与えた。

 

グループ結成から50年以上。まさに継続が力となり、文字通り伝説のアーティストになった。

 

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