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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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★続・パースエージョンズ・トリビュート

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★続・パースエージョンズ・トリビュート

【Persuasions CDs – A Tribute To Sweet Joe Russell】

72歳。

2012年5月5日にア・カペラ・グループ、パースエージョンズのスイート・ジョー・ラッセルが死去した。その訃報記事を書くために、いろいろとパースエージョンズのことを調べていたが、何枚かアマゾンでCDを買った。すぐに届いたので改めて聞いた。3枚届いたCDの2枚は元はキャピトルから出たもので、アナログLPはもっているが、CDはなかったもの。

『スプレッド・ザ・ワード』のライナーノーツの中に、今回死去したジョセフ・ラッセル(ジョー・ラッセル)の誕生日が書いてあった。前記事では1939年頃の生まれとしておいたが、正しくは1939年9月25日とのこと。ということは72歳で死去ということになる。ただここでは、グループは1966年から一緒にやっている、と書いてある。このあたりは、さらに精査しよう。

"Acappella"

これはもともと1968年にフランク・ザッパから声がかかり彼のビザール/ストレート・レーベルから出たもの。当時のアルバムA面がライヴ音源で、B面がスタジオ録音もの。ライヴの録音状態はそんなによくない。たぶん、ライン録りのようなものなのだろう。しかし、ライヴ感は満点。

Acappella
Acappella
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Persuasions
Collectables Records (2008-05-27)
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Street Corner Symphony-Golden Classics

これは、彼らの代表作「バッファロー・ソルジャー」を含むもの。同曲を1曲目にしている。彼らが1971年から1972年、キャピトルで残した3枚のアルバムの2枚目。1972年リリース。テンプス、カーティス・メイフィールドなどのヒットのカヴァー、ホリーズのカヴァー、「ソー・マッチ・イン・ラヴ」など。ひじょうにとっつきやすい一枚。しかし、何でもア・カペラにしてしまう彼らのワン・アンド・オンリーな魅力は本当にすばらしい。

Street Corner Symphony-Golden Classics
Persuasions
Collectables (2002-03-12)
売り上げランキング: 49598


Spread the Word

これはキャピトルから1972年に出たアルバムの3枚目。ビル・ウィザースの「リ―ン・オン・ミー」を迫力たっぷりにきかせる。ムーングロウズの「テン・コマンドメンツ・オブ・ラヴ」も素晴らしい。低音の声なんかが、佐藤善雄さんを思わせる。なんとなくラッツ&スターとかぶる。

Spread the Word
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Persuasions
Collectables (2002-03-12)
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こういうア・カペラだけのアルバムを聴いていると、もっともっとア・カペラばかり聴きたくなるから不思議だ。

結局、音楽の中で一番魅力的なのが、人間の声ということなのだろうか。

Do It A Cappella

スパイク・リーがア・カペラ・グループばかりを追って作ったドキュメンタリー。パースエージョンズももちろん参加。スパイク・リーとパースエージョンズは出身が同じ。これは同名のビデオもあるが、現在は廃盤のようだ。このビデオは当時、何度も繰り返し見た。

Do It A Cappella (1990 Television Show)
Various Artists
Elektra / Wea (1990-09-27)
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