◎ 東京ジャズ(初日)・ラウンドアップ(パート1)
【Tokyo Jazz Roundup : Day One】
初日。
東京ジャズが2012年9月8日(土)から始まった。
土曜の昼の部、テイク6、ベンEキング、バート・バカラックと見て、夜の回はジョー・サンプル、小曽根真(オーネット・コールマンのピンチヒッターのほう)を見た。
各50分、じっくり集中してみていると適度な疲労が押し寄せる。
各セットのセットリスト、ミュージシャン・リストなどは改めてご紹介しますが、簡単に感想を。
テイク6は、いつもながら上手にアカペラで聞かせる。DJ風のことをやっていたが、あれはナチュラリー7の影響か。アルヴィン・チアーの低音の魅力ぶりを聞いていて、佐藤善雄さんと北山陽一さんとアルヴィン・チアの3人を会わせてみたいと思った。3人の低音ハーモニーができたらどうなるのだろう。
ベンEひとキングは、もう貫禄の一言。かなりマイクから離して歌うので、相当声のパワーがあるのだろう。いまだにあんなにマイクを離して歌うシンガーを知らない。低い声は最高に魅力的なのだが、高音部が年齢的に昔ほど出なくなってしまっていて、たとえば定番クラシック「スタンド・バイ・ミー」もレコードのようには披露できない。だが、それをもって余りある貫禄と、伝説のシンガーの存在感とほんとうに人の良さを見せ付ける。そしてこの曲を作者であるオリジナルの本人がステージで歌うことに意義がある。ビッグバンドと一緒に歌う姿もよかった。ビッグバンドでは本間将人さん、本田雅人さんらがしっかり映像に映っていた。
バカラックも、ベンE以上に伝説、貫禄感思い切りだしていた。そして次々でてくるヒット曲にノックダウンさせられる。特にバカラックが最初一人で弾き語りで「アルフィー」を歌うあたりは圧巻だった。(バカラックについては明日以降に詳しく書きます)
(この項、続く)
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■ ベンEキング~ベスト
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■バート・バカラック
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(2012年9月8日土曜、東京国際フォーラム・フォーラムA、東京ジャズ・ライヴ)
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