■「ビッグ・スペシャル~ブルー・アイド・ソウル特集」聴取感謝
【Big Special – Blue Eyed Soul Special】
感謝。
2012年10月4日午前1時から4時まで生放送した『ビッグ・スペシャル』「ブルー・アイド・ソウル特集」、深夜にもかかわらず大勢のリスナーのみなさんにお聴きいただき、ありがとうございました。メール、ツイッターはすべて目を通しました。ツイッターは横にPCを置いて見ながら確認していましたが、かなり入ってくるので、バタバタになりました。(笑) 60年代の曲は長さが短いので、すぐにおしゃべりにいかなくてはなりません。
いわゆる「ブルー・アイド・ソウル」という定義は1960年代に入ってからでてきましたが、この特集では「白人がやる黒人音楽」という定義で、それを幅広く捉えました。その結果、ロックンロール創世記から現在にいたるまでをカヴァーすることになりました。
ブラックが作り出したものすごく濃くてプリミティヴな音楽を、白人が濃縮ジュースを飲みやすくするように薄くし、洗練させ、世界中に広げる。それがブラック・ミュージック(ゴスペル、ブルーズ、リズム&ブルーズ)とホワイト・ミュージック(ポップ・ミュージック、ロック)の関連性です。「ブルー・アイド・ソウル」という言葉が生まれる前から、白人は黒人音楽をコピーし世界に広めてきました。
今回冒頭のエルヴィス、ジェリー・リー・ルイス、そして、ジョニー・オーティスなどはその視点に立ってかけたものです。
候補アーティストは100以上になりましたが、実際にかけられたのは37曲。またいずれ続編をやりたいと思います。
最終的にかけたセットリストです。
■ セットリスト
今回のブルー・アイド・ソウルの定義=
1.目が青い人たちがやるソウル・ミュージック。白人がやる黒人音楽。
2.黒人以外でソウル・チャートにエントリーしたもの。
3.非黒人によるソウルフルな音楽。
TFM BIG SPECIAL 2012-10-3 25:00-28:00
THEME: ALL ABOUT BLUE EYED SOUL
PART ONE ルーツ・オブ・ブルー・アイド・ソウル~ブラック・ミュージックをコピーして
FIRST HOUR
M01. People Got To Be Free 3:03 Young Rascals (1968)
CM
M02 Hound Dog 2:13 Elvis Presley (1956) (Originally done by Big Mama Thornton – 1953)
M03 Whole Lotta Shakin’ Going On 2:55 Jerry Lee Lewis (1957) (Originally done by Big Maybelle – 1955)
M04 Willie & The Hand Jive 2:36 Johnny Otis (1958)
M05 You’ve Lost That Lovin’ Feelin 3:54 Righteous Brothers (1964)
M06 You Really Got A Hold On Me (3:01) The Beatles (1964)
M07 Bring It On Home To Me (2:51) The Animals (1964)
CM
M08 It’s All Over Now 3:30 The Rolling Stones (1964) (Written by Bobby Womack)
M09 I’m A Man 2:43 The Spencer Davis Group (1967) (Later covered by Chicago, Macho; disco group)
M10 The Letter 2:01 Box Tops (1967)
M11 Expressway To Your Heart 2:21 Soul Survivors (1967)
M12 Son Of A Preacher Man 2:27 Dusty Springfield (1968) (Recorded in Memphis)
M13 Monkey Time / Dancing In The Street 4:57 Laura Nyro
M14 What Is Hip Tower Of Power
SECOND HOUR
PART TWO 洗練されたブルー・アイド・ソウルの数々~黒人音楽を独自に消化して
M01 She’s A Lady 2:55 Tom Jones (1971)
CM
M02 Bennie & The Jets 3:46 Elton John (1974)
M03 Pick Up The Pieces 3:59 AWB (1974)
M04 Fame 4:17 David Bowie(1975)
M05 This Old Heart Of Mine 4:00 Rod Stewart
M06 Low Down 5:23 Boz Scaggs (1976)
CM
M07 You Should Be Dancing 3:58 Bee Gees (1976)
M08 What You Won’t Do For Love 4:50 Bobby Caldwell (1978)
M09 I Can’t Go For That (No Can Do) 4:14 Hall & Oates (1981)
M10 Behind The Groove 6:06 (LP version) Teena Marie (1980)
M11 All Around The World 4:19 Lisa Stansfield
THIRD HOUR
PART THREE ソウル・ミュージシャンへのリスペクトと最新ブルー・アイド・ソウル事情~世界からのブルー・アイド・ソウル・アーティスト
M01 You Can’t Hurry Love 2:57 Phil Collins (1982)
CM
M02 Everytime You Go Away 4:16 Paul Young (1985)
M03 (Sittin’ On) The Dock Of The Bay 3:48 Michael Bolton (1988)
M04 If You Don’t Know Me By Now 3:25 Simply Red (1989)
M05 Try A Little Tenderness 4:32 Commitments :
M06 Lost Without U 4:14 Robin Thicke (2006)
CM
M07 Super Duper Love 3:50 Joss Stone (2004) (UK)
BGM The Walk 3:38 Mayer Hawthorne
M08 Baby Your Lovin 3:54 Electric Empire (Australia)
M09 Soul Man 2:59 Ben L’oncle Soul (FRANCE)
M10 Ain’t No More Wrong 2:34 Jasmine Kara (Sweaden)
M11 Fairytale Ending 3:50 Robin McKelle (NY-Paris)
M12 So Much In Love 2:22 Tatsuro Yamashita (Japan)
■ ダスティー・スプリングフィールド『イン・メンフィス』(トム・ダウド、アリフ・マーディンらがメンフィスで制作)
Rhino / Wea (1999-02-16)
売り上げランキング: 24348
■ ロッド・スチュワート 『アトランティック・クロッシング』(大ヒット「セイリング」収録) (メンフィス・ハイ、マスルショールズ、マイアミ・クライテリア、ロスで録音)
Rhino / Wea (2009-06-30)
売り上げランキング: 133591
■ 番組のエンディング。山下達郎「ソー・マッチ・イン・ラヴ」収録
ダブリューイーエー・ジャパン (2000-01-26)
売り上げランキング: 5572
(2012年10月4日ビッグスペシャル~ブルーアイド・ソウル特集)
RADIO>Big Special>Blue Eyed Soul