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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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■ ソウル・サーチン・レイディオ第36回セットリスト

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■ ソウル・サーチン・レイディオ第36回セットリスト

【Soul Searchin Radio : Episode #036】

第36回。

ソウル・ミュージックの過去現在未来をわかりやすくご紹介する「ソウル・サーチン・レイディオ」第36回は、2013年12月03日午後8時から10時まで東京のインターFMで生放送されました。

新譜のところで、ウッディーファンクがヨーロッパのファンクのコンピレーションに収録されたのは、まさに快挙ですね。

三浦大知の新作アルバム、楽曲がどれもかっこいい。何気にこんなアルバムを出してくる本当に大知君はすごいですね。しかも、彼は本当に踊れる。

佐藤竹善さんはゆっくり話すのは初めてですが、一度ライヴ後に話していたこと、共通の友人が何人もいること、なによりも音楽という共通言語があるので、あっという間に時間が経ってしまいますね。

同じくウィル・リーのインタヴューも楽しいものでした。これは、8月に収録していたのですが、早くやろうやろうと思っているうちにあっという間に12月、しかも公演日前日にまでずれこんでしまいました。期待されていたかた、すいません。ただ、今回はワク拡大で30分にしてお送りしたので、かなりお楽しみいただけたのではないでしょうか。

ウィル・リーの今日付けのお気に入りベース・リフ・ベスト5はなかなかおもしろかったですね。また、きいてみたいですね。それと、本当に驚いたのは彼が初めて買ったレコードが「スキヤキ」だったとは。

そして、モータウンはいよいよ1970年代にはいってきます。

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ウィル・リーのインタヴュー部分は次の通り。


このアルバムのコンセプトについて。

「最初は特に1枚アルバムを作ろうということでスタジオに入ったわけではないんだ。ただ「いい曲」を録音しよう、ということだけだった。それが終わると、また、次の何か「いい曲」を録音しよう、と考えた。一番最初にレコーディングしたのは、「ミス・アンダースタンディング」。続いてチャック・ローブとデュエット曲「スマイル」を仕上げた。そのときは、そうした曲がアルバムになるかどうか、見当がつかなかった。ただいい曲を集めるというだけだったんだ。それが、こうして何曲か集まって、結果的に一枚のアルバムになった、ということかな。

このアルバムは2011年5月から制作を始めたので、たっぷり2年はかかってるよ。」

アルバム・タイトルとなった「グラティテュード」について。

「この曲は音楽的な「静寂の祈り」serenity prayer を描こうとしたんだ。僕が辛い時期を乗り越えたときにやったような「祈り」を、曲にしようと思った。必ずしも宗教的な祈りではない。自分自身で、自分自身の心の中に静寂、安らぎ、心の平静といったものを探そうという試みだ。それによって、厳しい試練、苦難と闘おうという祈りだ。パット・メスィーニーをゲストにいれるというアイデアは、この曲のコード進行を考えたときに、彼が完璧だと閃いたんだ。そこで彼に連絡して参加してくれるかと聞いたら、もちろんと言ってくれた。すばらしいことだった。彼の名前がCD上にクレジットされていないのは、彼のレコード会社の意向なんだ。レコード会社は彼の名前があまりに多くの作品に出てくるのを好まなかったというわけだ。そう言われて、「OK、じゃあ、たとえばミズリー・キッドとか、おかしな名前をつけたらどうだ」と言ってみたんだが、結局、何も書かないことになった。向こうサイドの希望なんだ。ただ彼も、「音を聞けば、誰でも僕だってわかるだろう」と言っていた。まさにその通りだと思う。クレジットされたほうがいいと思ったけど、彼らの希望を尊重した。」

アラン・トゥーサンについて。

「アラン・トゥーサンは前から知っていた。彼はまさに「ミュージシャンズ・ミュージシャン」だ。ソングライターとしてすばらしい伝説を持っているだけでなく、彼はミュージシャンの中のミュージシャンなんだ。彼はプレイすることがとにかく大好きなんだ。それを知っていたんで、僕が彼の曲を近々ニューヨークで録音する、と連絡したら、彼自身が参加したいという。「来週、ニューヨークに行く用事があるから君のところにいくよ」といってくれた。まさに僕にとっては夢が実現するような感じだった。彼がそんなことを言ってくれたことが本当に信じられなかった。そして、彼は僕のアパートのスタジオにやって来て、すばらしいピアノをプレイしていった。

彼とはずいぶん昔、ニューオーリンズのスィーセイント・スタジオで、デラニー・ブラムレットのレコーディングで一緒にやったことがある。そこでのピアノソロがあまりにすばらしかったので、僕たちが作ったトラックでもきっとすばらしいピアノを弾いてくれるものと信じていた。彼自身すばらしいグルーヴがあるので、僕たちもいいグルーヴを醸し出すことができたよ。」

初めて買ったレコードについて。

「きっと、信じないと思うよ。(お願いします) スキヤキー~~(歌う) ほんとですか?
本当なんだ。 (1963年です。なぜ、これを買ったのですか)

ちょっと不思議かもしれない。ただあの「スキヤキ」はラジオでずっとかかっていたんだ。僕は50セントを持っていた。(ウィルが13歳の頃) テキサスの小さな町、ハンツヴィルに住んでいて、その頃は、買えるレコードにそれほどチョイスはなかった。そこで50セントを握りしめレコード店に行った。すると、あのレコードがあった。(ということはジャケ写付きのシングル盤だったんですね) そうだ、もちろん。それを見た瞬間、あ、このレコード、知ってる、とピンときた。あれを買おう! そうしてそれを買って、家にもち帰り、何度も何度もそのレコードをかけて聴いたんだよ。そのときは、とにかくそのレコードしか持っていなかったからね。(笑)(初めてのレコードだから) 

(曲は日本語で歌われてるんですよ) おおっ、そうか? 僕は気にしないよ、ミュージック・イズ・ミュージック!

ちなみに2枚目に買ったレコードはスタン・ゲッツの『デスフェナード』だった。初めて買ったアルバムは、ビートルズだったと思う。」

なぜ、『スマイル』をアルバム最後の曲にしたのか。

「これが最後なのは、まさに最後のような雰囲気がしたからだ。まるで、最後の曲のような感じがした。とても空間があり、オープンな雰囲気な曲だ。とてもいい感じでセンチメンタルになっている。多くの人がこの曲が大好きで、人生の中で、微笑みを絶やさないということが、すばらしいメッセージでもある。微笑むことを忘れないように、と言っている。ちょっともの悲しく、甘く切ないところもある。

マイケルがこの曲をやはりアルバムの最後にしているのを知っているか、ときいたら、もちろん知っていると答えてくれました」

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昨日かけた曲は次の通り。

SOUL SEARCHIN RADIO: Setlist
#036 2013-12-03 

M01 Ain’t No Mountain High Enough- Marvin Gaye & Tammi Terrell
BGM01 Yakiniku – Woddy Funk
M02 Funkee Meeting, Pt. 2 - Invizzible Music (feat. XL Middleton, Woddy Funk & Big Tef)
M03 Get Down Saturday Night (Remix 2003) - Oliver Cheatham
M04 Mr. Sweets - Chico Hamilton
M05 Woman Child - Cecile McLorin Salvant
M06 Elevator - Miura Daichi

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Soul Searchin Radio: #036 – 2013-12-03
Featured Artist: SATO CHIKUZEN (live guest)

TM BGM02 Have Yourself A Little Merry Christmas - Sato Chikuzen
M07 Julie - Sato Chikuzen
BGM03 Christmas Moon - Sato Chikuzen
M08 I’m Kissing You - Sato Chikuzen
BGM04 (ending theme) On Christmas Morning - Sato Chikuzen

COMPLETE JAMES BROWN SINGLES #036 For 2013-12-03

Jingle + TM Funky Drummer

M09 Devil’s Den (Part 1) - The Poets (James Brown)
M10 Devil’s Den (Part 2) - The Poets (James Brown)

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PART THREE : FEATURED ARTIST PART 2 WILL LEE
TM : Getaway
Will Lee Interview

TM: BGM05 Natives – Will Lee

M11 Miss Understanding - Will Lee
BGM06 Gratitude – Will Lee
M12 Get Out Of My Life Woman – Will Lee
BGM07 Sukiyaki –Kyu Sakamoto
M13 Fooled Him - Will Lee

Will Lee’s Favorite Bass Riff:

Doin’ It To Death - JB’s,
Thank You – Sly & Family Stone,
Come Together – Beatles,
I Heard It Through The Grapevine – Gladys Knight & The Pips,
Rikki Don’t Loose That Number – Steely Dan,
Song For My Father – Horace Silver

BGM08 Song For My Father

M14 Smile – Will Lee

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PART FOUR : Monthly Special : The Motown Story Part 5 of 9 Parts

TM: The Way You Do The Things You Do - Funk Brothers

Mxx Narration
M15 Someday We’ll Be Together - Diana Ross & The Supremes
Mxx Narration
M16 I Want You Back - Jackson Five
BGM09 I’ll Be There - Jackson Five
Mxx Narration
M17 Up The Ladder To The Roof - Supremes
Mxx Narration
M18 Signed, Sealed, And Delivered I’m Yours - Stevie Wonder
BGM10 Never Had A Dream Come True - Stevie Wonder
Mxx Narration
M19 War -Edwin Starr
21:52:31

Last song
M20 Ain’t No Mountain High Enough - Inner Life featuring Jocelyn Brown

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RADIO>SOUL SEARCHIN RADIO>#036



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