＃マックのＣＭにリップシンクの「ファンキー・タウン」が
【Lipps Inc.,’s “Funky Town” Is Now On MacDonald CMs】
ＣＭ。
突然、マクドナルドのＣＭに1980年のディスコ大ヒット、リップシンクの「ファンキー・タウン」が使われ、テレビから流れてきた。
マクドナルド：アメリカン・ヴィンテージ 80's ダンスフルヴァージョン篇（ロング・ヴァージョン）
http://youtu.be/VoSqR2vboC0
(ショート・ヴァージョン)
http://youtu.be/pLwvWTkYPZ4
どうやらマクドナルドはＣＭに1970年代から1980年代にかけてのディスコ・ヒットを選んでいるようで、この前にはKC&ザ・サンシャイン・バンドを選んでいたようだ。それは知らなかった。どちらも派手なダンサーが踊る映像がＣＭになっている。
なんと、ＫＣも(30秒ヴァージョン)
http://youtu.be/PPLRSGWmQ5k
途中で音が切れますが、ロング・ヴァージョン
http://youtu.be/NIdoZAgHCKc
（こちらは音が途中でとぎれてしまいます）
リップス・インク。
このグループ名、英語ではLipps Inc., で、日本ではずっとリップス、もしくはリップス・インクと表記されてきたが、実は読み方は「リップシンク」が正しい。英語表記のちょっとしたシャレだ。「リップス」と「インク」（会社とか株式会社の意味）をくっつけ、ふたつを同時に続けて発音すると、「リップスインク」「リップスインク」→「リップシンク」で口パクを意味することになる。
デビュー・アルバムが出た1980年、僕はこの日本盤ライナーノーツを書いた。当時はディスコのようなところでDJもしていたので、本当によくかけた。インターネットなどなかったが、当時としてはかなりいろいろ調べて詳しいライナーを書いた記憶がある。そのときは、「リップス・インク」が「リップシンク」とは思いもよらなかった。これと、同じ時期にヒットしたSOSバンドの「テイク・ユア・タイム」は、セットで1980年夏の思い出だ。
LIPPS INC - Funky Town Long 12'' Version Video Clip)
http://youtu.be/Vqne8BMv678
このリップシンクの核となる人物は、スティーヴ・グリーンバーグというミネソタ州セント・ポール（ミネアポリスの隣町）に住む音楽プロデューサー。バンド活動をしながら、ディスコっぽい曲のデモテープを作ってあちこちに売り込みをかけていたが、ディスコを大々的に売っていたカサブランカ・レコードとの契約をものにし、まず、「ロック・イット」、つづいてこの「ファンキー・タウン」を出した。ここでギターを弾いているのはおそらくミネアポリスで活動するデイヴィッド・リフキンだ。グループの正式メンバーは別の人。
そしてリードを歌っているのも同地出身の1976年度ミス・ブラック・アメリカ、ブラック・シンガー、シンシア・ジョンソン。一時期、ジャム＆ルイスのフライトタイムにもいたというミネアポリス一派の一人。なんと今回これを機に調べたら、2013年12月に最新アルバム『オール・ザット・アイ・アム』を出していた。
http://www.cynthiajohnson.net/
スティーヴ・グリーンバーグはその後音楽業界を離れ、インターネットのウェッブ関連の仕事をしていたが、また最近、ブロードウェイのミュージカルの仕事に少しかかわっているようだ。また息子のナイル・グリーンバーグは、Ｃ-レイズとともに、ラップ・ユニットを組んでいるらしい。
この「ファンキー・タウン」はいわば「一発ヒット」だが、それゆえに強力なインパクトを持ち、多くの映画、テレビドラマなどに使われ、またオーストラリアのグループ、スード・エコーなどのカヴァー・ヴァージョンも録音されている。
BBR (UK) (2012-09-18)
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おまけ。
いろいろ調べていたら、「ファンキー・タウン」をこんなギター・リフだけで一般の人がやっているのを見つけた。これはギター・ソロだけで出来る曲なんだ。発見。マサ小浜に次のライヴでやってもらうようリクエストしよう！ バンドでやってもいいし、ギター・ソロだけでもおもしろいかもしれない。
Funky Town - Lipps Inc. (solo guitar cover)
http://youtu.be/b8DUYNGUDH0
Lex Von Sumayo·162 videos
SONG>FUNKYTOWN>Lipps Inc.,