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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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◎パブロ・クルーズ~元気いっぱい夏バンド

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◎パブロ・クルーズ~元気いっぱい夏バンド

(3年前、2012年8月のライヴ評が未発表だったので、今回の来日にあわせアップします。メンバーも同じです。今回のセットリストと若干違いますが、メイン曲は同じようです)

【Pablo Cruise: Band For Summer】

33年。

なんと、1979年に来日して以来33年ぶりのライヴというウェスト・コースト・サウンドのパブロ・クルーズ。丘サーファー、海サーファー、現役サーファー、引退サーファー、昔のウェスト・コースト・サウンド好きのみなさんが大集合したライヴ。観客は年齢層高く、男女比5-5か、6-4で男子のほうが多いかな。外人比率多し。

4人のうちベースを除く3人は1973年サンフランシスコで結成時のメンバーということで、これはかなり結束も強い。ベースは2010年参加。来年で結成40周年。

キーボード、ドラムス、ギター、ベースの基本的な4人だけで奏でる西海岸音楽。まさにウェストコーストのセルフコンテインド・グループだ。日本で言えばサザンではなく、チューブのような感じか。

メンバーはとにかく大ハッスル、めちゃくちゃ元気いっぱい。大サーヴィス。「普通僕たちは一日2ショーはやらないんだけど、今回は特別だ」と言って、全力でやってくれた。

なんか、もっと人気が出てもよそそうに思えてくる。白人なのに、黒人音楽とかがけっこう好きでそういうのが根っこにあるが、やはり白人サウンドというところがおもしろい。

メンバーはみな50代後半から60代前半と思われるが、とにかく元気元気。その元気さに脱帽だ。たぶん、好きなことやり続けてるからこんなに若くて、元気なんだろうな、と思った。

本編が終わると、客席から「アイ・ウォント・ユー・トゥナイト」と大声が。それに答えて、「アイ・ウォント・ユー・トゥナイト」そして、「ワッチャ・ゴナ・ドゥー」の2曲を演奏。客席は総立ちになっていた。

夏フェスが似合いそうな、芝生の上でごろんとビール片手に彼らの音楽が流れてきたら、いい雰囲気になるだろう、そんな夏バンドの色を存分に出していた。

メンバー、ライヴ後、サイン会。とてもみんな気の良さそうなすぐに友達になれそうな雰囲気の人たちだった。

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■メンバー

Dave Jenkins(vo,g)
デイヴ・ジェンキンス(ヴォーカル、ギター)
Cory Lerios (vo,p)
コリー・レリオス(ヴォーカル、ピアノ)
Steve Price(ds)
スティーヴ・プライス(ドラムス)
Larry Antonino(b)
ラリー・アントニーノ(ベース)

■セットリスト
Setlist:

show started 21:30
01.Worlds Away
02.Place In The Sun
03.Cool Love
04.Island Woman
05.Atlanta June
06.Don’t Want To Live Without It
07.Love Will Find A Way
08.Zero To Sixty In Five
09.I Go To Rio
Enc. I Want You Tonight
Enc. Whatcha Gonna Do?
Show ended 22:48

(2012年8月28日火曜、東京ブルーノート、パブロ・クルーズ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Pablo Cruise

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