〇マイケル・ジャクソンの「アース・ソング」の予言 24年前に地球を憂う歌
【”Earth Song” Predicted 20 Years Ahead】
プラネット・アース。
マイケル・ジャクソンがアルバム『ヒストリー』(1995年6月発売)に収録されていた壮大な作品「アース・ソング」は、地球環境の将来への危惧を歌ったもので、同アルバムから3枚目のシングルとしてリリースされた。
Michael Jackson - Earth Song (Official Video)
https://www.youtube.com/watch?v=XAi3VTSdTxU
Michael Jackson - EARTH SONG Royal Brunei Lyrics 《日本語字幕》
https://www.youtube.com/watch?v=fobt5nSpwhY
1996年にブルネイ国王の誕生日を祝うフリーコンサートのエンディングで歌われたもの
アマゾンの森林が伐採され、そのために起こる連鎖的な悪影響を憂い、惑星地球号(プラネット・アース)の環境の将来を心配する。最近ではアマゾンを人為的に焼いたり、また、温暖化現象が進み、自然災害の規模が過去半世紀の中で最大規模のものになっている。
2009年の映画『ディス・イズ・イット』の中で、マイケルはこの「アース・ソング」関連で、あと4年のうちに地球に手を施さなければ、とんでもないことになる、といった趣旨を語っていた。そのときは、僕も一体4年後に何が起こるのだろうか、まったく想像もできなかった。
しかし、ここ1-2年の地球規模の自然災害を見ていると、マイケルはこれらを20年以上前から予言していたのではないかと思えてくる。
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怒り。
たとえば、身近なところでは台風15号が千葉県や神奈川県にもたらした未曽有の災害など、これまでの台風では考えられなかった被害だ。それだけ、台風などの規模が大きくなっているわけだが、それらはすべて地球の温暖化と密接に関係しているはずだ。
そう、まさに地球は泣いている、悲鳴をあげている、そして怒っているのだ。
くしくも2019年9月23日から国連で各国首脳が集まり、地球温暖化対策を議論する「気候行動サミット」が行われる。日本は首相は行かずに、新人の手下を送りお茶を濁すが、それだけこの会議に参加する気がないことがわかる。
一方、わずか1年前の2018年8月スウェーデン議会前で気候変動問題のための学校ストライキを行ったのが、現在16歳の高校生グレタ・サンバーグさん。彼女の運動も最初は一人だったが、今は100万人もの賛同者を得るほどの大きなうねりとなって、国連の会議に主張を投げかけ、一定の影響を与える。
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ところでこのショート・フィルム(ミュージック・ビデオ)を撮影した監督は、イギリスの映像作家、ニック・ブランド。それまでミュージック・ビデオをいろいろ撮っていた。マイケルの「アース・ソング」の撮影で、タンザニアに行ったときにそこの自然、動物などに魅了された。もともと動物好き、自然好きで、そうしたものを映像として残したいと思っていたが、この「アース・ソング」をきっかけに、アフリカに傾注するようになり、今では、アフリカの動物と自然を撮影し、写真集を出し、個展を開くまでになっている。
そして、それらの写真があまりに素晴らしいのでご紹介しようと思う。
https://www.thisemptyworld.com/
このニックについては改めて紹介しようと思う。
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「アース・ソング」収録の『ヒストリー』
History
History
Michael Jackson
Sony (1995-06-20)
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