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Channel: 吉岡正晴のソウル・サーチン
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◆■選曲という作業のおもしろさ

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◆■選曲という作業のおもしろさ

【Selecting Is So Fun】

選曲。

ラジオ番組「ソウル・サーチン・レイディオ」では2時間の放送用に20曲~23曲程度毎週選ぶ。自分でも放送後の同録を聞いていて不思議なのだが、普通にCDで聞いたりしている曲が、この番組から流れてくると、ぐっとちがって聞こえてくることが多々ある。なんか、よく聞こえてくるのだ。

たとえば、このところ毎週かけている南アフリカのソウル・シンガー、リラ。毎週1曲かけるために、何曲も聞くが、続けてアルバムを聞いているときと、他のアーティストの曲とまざってかかるときでは聞こえ方が違う。

誰か新人のアルバムでどれをかけようかかなり迷うことがある。AかBか迷い、どちらでもいいのだが、とりあえず、Aをかけたとする。そうすると、それをラジオから聞くと、抜群にAがよく聞こえてくる。

他の曲との流れ、紹介の仕方などが大きな要素なのだろうが、そのはまり具合は、実はオンエアしてみないとわからないことが多い。Aの次にB、そしてCという順番でかけることを選曲表自体では頭で描いて、とりあえず、この曲順でオーケーと思ってオンエアすると、その流れがオーケー以上にはまっていたりすることがある。たぶん、それが選曲のマジックなのだろう。

だから、1曲を選ぶのにえらく苦労する。しかし、それがおもしろい。

今週の「ソウル・サーチン・レイディオ」でもそんな選曲のマジックが起こるといいと思う。

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RADIO>Soul Searchin Radio


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