◎マサ小浜スペシャル17~明日のスター、RIRI誕生
【Masa Kohama Special Vol.17、Look Out For Star Of Tomorrow】
超満員。
よく考えれば、自身名義のアルバムをだすことなく、これほどまでに集客できるギタリストというのもすごい。スーパー・ギタリスト、マサ小浜そのスペシャル第17回が、2016年1月17日目黒ブルース・アレイで行われた。
現在会場の上のホテルが改装中のため、楽屋として使えないために、席数が少なくなっているが、それでも、立ち見が多数でるほどの超満員、超熱気に包まれた。1年ぶりということ、さらに、マサが最近はエグザイル・ツアーのギタリストということもあってか、大入り満員となった。それと、事前の『ザ・ナイト』でのプロモーションも効いたか?(笑)
今回は初めてマサ小浜を見た人が2-30人くらいいたようで、人気が広がっている。
久しぶりで、しかも超満員ということもあり、マサたちも1曲目からめちゃ飛ばしている印象があった。特に最初のノンストップでの3曲は、このまま一気に最後までいくのかというほどエネルギー爆発していた。
毎回セットリストに新曲を入れており、毎回来る人たちも楽しめる。ファーストでは、再演ではあったが、エグザイルの「ティアモ」などすごくよかった。「エグザイルのステージでこれを弾けるかと思ったら、セットリストに入ってなかった」と観客を笑わせた。
セカンドはトト(TOTO)曲から、デイヴィッド・ボウイ追悼で「レッツ・ダンス」。セットリストを決めたときには、ボウイはもちろん生きていたが、急逝したことで、結果トリビュートになった。そして、ここで1990年に亡くなったギタリスト、スティーヴ・レイ・ヴォーンにもしっかりトリビュートを捧げているところがいい。
マサが今回1年ぶりにライヴをやることにしたのは、昨年のホール&オーツのライヴを見に行ったことがきっかけ。そこで、代表曲のひとつ「サラ・スマイル」を聴いて、「自分のライヴをまたやりたい」と思ったという。
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新人。
そしてこの日遊びに来ていたAI(アイ)が飛び入りで呼び込まれ、「サラ・スマイル」のバックで、今オンエア中のauのコマーシャル曲「オクラホマ・ミキサー」の替え歌「春のトビラ・みんながみんな英雄」、さらに、作者のケンさんがいたので、「ストーリー」、おまけでコカ・コーラのCM曲「ハピネス」まで、その場のフリースタイルで披露。いきなり会場の熱が2度くらい上がるほど盛り上がった。さすが、AIはステージの盛り上げがうまい。
Minnagaminna Au
https://itunes.apple.com/jp/album/minnagaminna-au-single/id1069515998?l=en
https://www.youtube.com/watch?v=P2kwn56JSEQ&feature=youtu.be
そして、そのAIの紹介で、新人RIRI(リリ)がステージに呼びこまれた。2000年生まれのまだ15歳だ。実は、彼女は2011年10月に行われたデイヴィッド・フォスターのオーディションで優秀賞を取ったシンガー。彼の国際フォーラムで行われたコンサートで1曲歌うチャンスを与えられたのだが、そこで『ドリームガールズ』の「リッスン」(ビヨンセ)を歌い、大きな拍手喝さいを浴びた。
そのときのブログがこちら。セットリストではArai Lilyと書かれている。
デイヴィッド・フォスター&フレンズ(Day Two):シンガーの良さを弾き出すその才能
2011年10月22日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20111022.html
そのとき、楽屋でちょっと話をしたので、すごくよく覚えていたのだが、その後、やはりマサ小浜のライヴにAIと遊びに来たり、2014年2月新宿ストーンで行われた僕のイヴェントにわざわざ来てくれたりしていた。ただこの日彼女がいることは知らなかったので、すごく驚いた。
そして、堂々とホイットニー・ヒューストンの「アイル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」を歌った。これには驚いた。
思わず立ち上がって聞き入ってしまった。しっかりヴォイストレーニングもしているようだし、英語の発音もいい。彼女の夢は、「世界で活躍するR&Bシンガー」だという。明日のスター誕生だ。
観客も相当圧倒されたようで、拍手もこの日一番多かったような気がする。次の「アナザー・サッド・ラヴ・ソング」のインストのときには、まだその余韻が残り、ふわふわした感じだった。AIが、「やばいっしょ、やばいっしょ、彼女」と興奮気味に言うのも納得だ。
この日一番「持って行った」のが彼女だった。これはますます将来が楽しみだ。しかし、こういうご縁がつながるって、本当に素敵なことだ。
AIがめちゃくちゃ会場を盛り上げ、RIRIにつないだこの流れは、結果見事なものになった。

Star of Tomorrow: RIRI, 左からマサ小浜、RIRI、ソウル・サーチャー
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ロングデイ。
マサはライヴ後、サインや撮影など大サーヴィス。ケイリブは自身のバンド、ダーク・マターのデビュー・アルバムができていたので、それを即売しながら、4月1日のCD発売ライヴのフライヤーを配っていた。その告知は下記に。
それにしても、この4人でのマサ・スペシャルは、いつもおもしろいなあ。半年に1回くらいはやろうよ。(笑)
そして、僕は六本木ピンク・カウで行われているジャム・セッションへ。長い一日がまだまだ続く。
(この項、続く)
■ダーク・マター(ケイリブのバンド)デビューCDリリース・ライヴ
日時 2016年4月1日(金)開場18時半、開演19時半
会場 ブルームード
東京都中央区築地5-6-10 浜離宮パークサイド・プレイス1階
電話 03-3249-6010
チケット 前売り4000円、当日4500円
■マサ小浜ラジオ出演・同録
2015年12月8日(火)
『ザ・ナイト~マサ小浜スペシャル Vol.3』
https://soundcloud.com/thenite015
2014-07-31
https://soundcloud.com/thenite20140731
https://soundcloud.com/thenite20140731/the-nite-2014-07-31-1
現在使われている『ザ・ナイト』のジングルがその場でできた瞬間が、録音されています。
■マサ小浜過去関連記事
『ザ・ナイト~マサ小浜スペシャル~3』~止まらぬ暴走トーク
2015年12月11日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-12104265470.html
前回(16回)、ライヴ評
「美しすぎるギタリスト」マサ小浜・ライヴ16回目
2015年01月24日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11980661504.html
マサ小浜 Vol.15 ライヴ
2014年08月09日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11906919146.html
マサ小浜@ザ・ナイト同録~ライヴは8月6日
2014年08月02日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11903079866.html
マサ小浜スペシャルPart 11~ジョージ・デューク・トリビュートも
2013年08月24日(土)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11598408627.html
(ここに過去関連記事一覧)
マサズ・ラウンジ第二回~アール・クルーからカーリー・レイ・ジェプセンまで
2013年02月15日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11470467495.html
マサ小浜スペシャルVol.9~ラヴィ・シャンカール追悼
2012年12月16日(日)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11427694628.html
マサ小浜スペシャル第8回~世界の日野皓正飛び入り
2012年10月03日(水)
http://ameblo.jp/soulsearchin/day-20121003.html
マサ小浜ラウンジ~スムーズ・ジャズでゆったりと
2012年07月13日(金)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11300757410.html
マサ小浜スペシャル~第7回
2012年04月19日(木)
http://ameblo.jp/soulsearchin/entry-11226733025.html
(ここにさらに過去記事一覧があります)
■セットリスト Setlist : Masa Kohama @ Blues Alley Meguro, January 17, 2016
[ ] denotes original artists
1st
Show started 19:15
01. Black Cat [Janet Jackson]
02. Europa (Inst) [Santana]
03. Crossroad [Robert Johnson]
04. Anytime, Anywhere (Inst) [Janet Jackson]
05. Champaign Life (Inst) [Neyo]
06. Ti Amo (Inst) [Exile]
07. Love Times Love [George Benson]
08. Red Light Special (Inst) [TLC]
Performance ended 20:13
2nd set
Performance started 20:49
01. I’ll Be Over You [Toto]
02. Rossana [Toto]
03. Let’s Dance [David Bowie] [David Bowie & Stevie Ray Vaughn tribute]
04. Sarah Smile (Inst) [Hall & Oates] +AI sings a riff of Oklahoma Mixer(春のトビラ・みんながみんな英雄=au CM), Story, Happiness, and more
---- AI introducing Riri
05. I’ll Always Love You [Whitney Houston] (Riri)
06. Another Sad Love Song (Inst) [Toni Braxton] – a riff of Do Ya Think I’m Sexy [Rod Stewart]
07. Every Day I Have The Blues [Pinetop Sparks, Sparks Brothers] – Sweet Little Angel (Black Angel Blues, Sweet Black Angel) [Lucille Bogan] [B.B.King Tribute]
08. 1999 [Prince] – Get Lucky [Daft Punk] – Love Rollercoaster [Ohio Players] – Get Lucky – 1999 – a riff of Billie Jean (dancers Minami, Cocoro, Sumire, Anna came on stage and danced)
Encore Purple Rain [Prince]
Show ended 22:08
■メンバー
マサ小浜 ギター
ケイリブ・ジェームス Kaleb James キーボード、ヴォーカル
日野ジーノ賢二 ベース
ジェイ・スティックス Jay Stixx ドラムス
飛び入り、AI
スペシャルゲスト、RIRI(リリー)
ダンサー(飛び入り)
Minami, Cocoro, Sumire, Anna
(2016年1月17日・日曜、目黒ブルース・アレイ、マサ小浜ライヴ)
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